CDCが、マスク着用により自分への感染も防ぐことができるとの新たな指針を発表した/Shutterstock (CNN) 新型コロナウイルス対策としてのマスク着用は、周りの人だけでなく自分自身を守る役にも立つ――。米疾病対策センター(CDC)は10日に公表した新しいガイドラインでそう指摘した。 CDCのこれまでのガイドラインでは、マスク着用は主に感染者がウイルスを他人に拡散させることを防ぐものと位置付けていた。 新しいガイドラインによると、布マスクは着用した人が吐く息に含まれるウイルスの粒子を遮断する役割を果たすと同時に、他人からの感染飛沫を遮断して「個人を守るフィルター」としても機能する。 その根拠として、マスクを着用すればウイルスを感染させたり感染したりするリスクを70%以上減らすことができるとした多数の調査を引用。ある調査では、相互にマスクを着用することで、ウイルスに感染した美容師2人