東京電力は6日、試験運転中の柏崎刈羽原子力発電所7号機のタービン建屋内で、微量の放射能を含んだ湯気が漏えいしたと発表した。外部への影響はないという。 同社によると、漏えいがあったのは、建屋地下1階にあるタービン駆動原子炉給水ポンプを操作する弁の上ぶた付近。社員が巡視点検中の同日午後1時ごろ、わずかな湯気を確認した。ふたを閉め直し、同2時40分ごろに漏えいは止まったという。同原発広報部は、ポンプ内部が高温高圧になったため、弁が緩んだとしている。 【関連ニュース】 ・ 出力100%に到達=柏崎原発7号機、中越沖地震後初 ・ 九電、MOX燃料2回目の製造開始=仏・アレバ社工場で ・ 東電、アイドリング防止に電気供給=築地の冷凍マグロ運搬車で実験 ・ クーラーから油漏れ=柏崎原発5号機 ・ 日本原電社長に関西電力の森本氏