猫の目大臣交代、白ける官僚 「もう死に体」政治と距離(1/2ページ)2008年12月8日15時2分印刷ソーシャルブックマーク 農林水産、防衛は6人ずつ――。昨年1月から2年弱の大臣の数だ。国土交通省には「5日大臣」もいた。この間、首相は3人、組閣と内閣改造が計4回。他の省庁も大臣がすべて交代している。大臣を支えるべき官僚たちが、そんな政界の足もとを見透かし始めている。 「内閣が危機的な状況で、今の大臣はもう死に体」 麻生政権への支持率の急落を受けてある省の幹部が言い切った。だが、政治に距離を置く姿勢は今に始まったことではない。 11月初旬。この省で「レクチャー(レク)」と呼ばれる官僚から大臣への所管事項の詳しい説明会があった。麻生政権発足後の9月末にもしたが、この時は、あえて「最低限の説明」に。「衆議院の解散、総選挙がありそうだったから。あっという間に大臣が代わるなら詳しく説明しても仕方な