※注意:本記事には、映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』の大きなネタバレを含んでいる。 インターネットを巡っている皆さんならご存知だろうが、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』に対してものすごい否定的な意見が流れている。もはやどれだけひどい作品か語る大喜利のようになっているものの、ひとつだけ注意してほしい点がある。おそらくこの作品は、制作陣からゲーマーに対する強い愛が存在している。ただ、その愛が受け入れられなかっただけなのだ。 やつはこう語る。ウイルスの制作者はゲームなど「虚無だ」と考えており、だからこそこういうVR世界を破壊するのだと。ビアンカやゲレゲレや息子たちはただのデータとなり、消え去ってゆく。しかし主人公は“ゲームは素晴らしいもうひとつの現実だ”と語り、最後の戦いに勝利するのだ。 『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は“ドラクエ5の映画化”ではなく、“ゲーマーを認める映