「東武アーバンパークライン」――本来の路線名は東武鉄道野田線で、アーバンパークラインは愛称である。「アーバン」(都市)と「パーク」(公園)の名の通り、都心に向かう路線への乗り換え駅が複数あるとともに、自然豊かで公園などが多いエリアを走る路線だ。 東武が路線のイメージアップを狙ってこの愛称を導入したのは2014年4月。各種案内に「アーバンパークライン」を使い、浸透を図っているものの、6年経った今もいまだに「野田線」と呼ばれることが多い。 愛称がいまいち広がらない一方で、同線の利用者数は伸び続けており、この3月のダイヤ改正では全線で急行の運転が始まるなど、路線自体は発展を続けている。 4分の3は今も「野田線」 なぜ「アーバンパークライン」はなかなか浸透しないのか。 まずは字数を確認。「野田線」は漢字3文字、ひらがな「のだせん」で4文字。これに対して「アーバンパークライン」はカタカナ10文字。言
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