「体育・スポーツにおける多様な性のあり方」講習会で話す女子サッカーの下山田志帆選手=東京都新宿区で2019年12月21日、吉田航太撮影 今年2月、プロバスケットボール男子Bリーグ2部の「茨城ロボッツ」(水戸市)のホームゲームで行われたLGBTなど性的少数者のシンポジウムに、私も登壇しました。日本のスポーツクラブがLGBTをテーマにイベントを開いたというのは、聞いたことがありません。これをきっかけに、他のクラブも「アライ(性的少数者の理解者、支援者)です」と発信できる環境になってほしいと感じました。 以前このコラムで、私のチームに提供される小物がピンク一色であることへの違和感について、お話ししました。先日、スポンサー提供のヘアバンドが届いたのですが、黒とピンクの2色があったのです。思いを発信したことで、スポンサーが選択肢を増やしてくれたのだと思います。それぞれの選手が好きな色を選んでいる光景