“エシカル・チェック”欠く企業。「ヘルプマーク」酷似グッズや「カミングアウト」便乗、背景を有識者に聞いた
性的マイノリティをめぐる権利保障など、日本に比べて“先進的”なイメージを持つオランダ。一方で、プライドイベントの「ピンク・ウォッシング」といった課題も。視察プログラムでアムステルダムを訪れた松岡宗嗣さんによる現地レポート・前編です。
日本でメルセデス・ベンツのクルマは単に「ベンツ」と呼ばれることがありますが、関係者は「メルセデス」と呼んでほしいといいます。「ベンツ」と「メルセデス」、どのような関係なのでしょうか。 関係者は「ベンツ」とは呼ばない 日本でメルセデス・ベンツのクルマやブランドは、広く「ベンツ」と呼ばれていますが、今後、この慣習は大きく変わるかもしれません。 拡大画像 メルセデス・ベンツ新型Aクラス。「ハイ、メルセデス」と呼び掛けて起動する「MBUX」を搭載(画像:メルセデス・ベンツ日本)。 その大きな要因となりうるのが「音声認識」です。2018年10月に日本で発売された「Aクラス」では、クルマがドライバーの呼び掛けに応じて目的地の設定や空調の調整などを行うシステム「MBUX」が装備されました。これを起動させる場合、「ハイ、メルセデス」と呼び掛けると説明されています。 メルセデス・ベンツ日本によると、このシス
はじめに 2018年11月30日。コンビニエンスストア・サークルKサンクスが全店舗を閉店しました。一時は6000店を超えた大チェーンが、完全にファミリーマートへと姿を変えることとになったのです。 サンクス新座駅南店。15時で完全閉店となった コンビニはさまざまなチェーン店が乱立した後、大手3社へ急速に統合されていっています。現在のコンビニ店舗数のランキングを見ても、大手3社が圧倒的です。 3位と4位との差が衝撃(「まいばすけっと」は小型スーパー) 思えば子どものころはもっといろいろなコンビニたちがありました。ちょっと遠出をすれば、見たこともないようなローカルコンビニがいっぱい。 あの懐かしのコンビニたちは、どのようにしてなくなっていってしまったのでしょうか。大手3社に吸収されたチェーン店を中心に、コンビニ統廃合の歴史をたどっていきましょう。 主なものだけでも、これほどのコンビニが統廃合され
F1イタリアGPの会場に並ぶグリッドガールたち(2017年9月3日撮影)。(c)AFP PHOTO / ANDREJ ISAKOVIC 【2月1日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の興行主である米リバティメディア(Liberty Media)は31日、F1のレース前に広報などを行う「グリッドガール」の廃止を決めたと発表した。 F1は、露出度の高い女性がレース前にスタート地点付近を歩き回る習慣は「明らかに現代の社会規範にそぐわない」と説明している。 グリッドガールは長期にわたり自動車レース競技で試合前の伝統となってきた。F1の決定により、ボクシングやオートバイなど、同じように魅力的な女性を広報や宣伝に起用しているイベントの主催者にも廃止に向けた圧力がかかると予想される。 昨年エンターテイメント業界や政界でセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)を告発する「#MeToo(私も)
1998年の発売以来、医療・介護の現場から家庭まで幅広く利用されている、龍角散の服薬補助ゼリー。薬を飲みやすくするために開発されたゼリー状のオブラートで、世界35カ国1地域で特許も取得している。福居篤子執行役員が生みの親。一連の開発で多くの賞を受賞する一方、左遷も経験している。逆風にへこたれず、それを力に変えた彼女の実力を見込んで役員へ引き上げたのは、現社長の藤井隆太氏。服薬補助ゼリーシリーズ開発の軌跡を通じ、一時は倒産の危機に瀕した老舗企業を、2人のリーダーはどう蘇らせたのか。証言を基に振り返った(次回「『独裁』は悪いですか 龍角散を再生した音大卒社長」参照)。 ◇ ◇ ◇ 臨床薬剤師としての病院勤務が原点「製薬会社はどうしてこんな飲みにくい薬を作るのだろう?」。龍角散執行役員の福居篤子氏は臨床薬剤師として病院に勤務していた頃、よくそんなことを思っていたという。 薬が嫌だ、飲みたくな
10年ぶりの改訂で今月12日に発売された広辞苑の第7版で、性的少数者を意味する「LGBT」の説明に誤りがあることが分かった。発行元の岩波書店は、インターネット上の指摘を受けて修正も検討している。 LGBTは、性的少数者のうち、女性同性愛者のレズビアン、男性同性愛者のゲイ、両性愛者のバイセクシュアル、生まれた時の体の性別とは異なる生き方をするトランスジェンダーの頭文字をとった言葉。広辞苑には今回新たに盛り込まれ、「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」と記された。 「LGB」は好きになる性を表す「性的指向」の概念だが、「T」は自分は男か女かといった自己認識を表す「性自認」の概念。このため、「多数派とは異なる性的指向をもつ人々」という記述では「LGB」の説明にしかなっていない、とネット上で指摘された。 岩波書店辞典編集部の担当者は朝日新聞の取材に対し、記述の不正確さを認めたうえで「ご指摘を受け止
2017.12.30 11:00 セクハラを“男性問題”として捉えるには「ロジックで考え、自分の内面を見つめる」こと 男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男子の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。4人目の先生としてお招きしたのは、長年セクハラ問題の解決に取り組み、加害者の実態に迫った『壊れる男たち─セクハラはなぜ繰り返されるのか─』(岩波新書)などの著書もある「職場のハラスメント研究所」所長の金子雅臣さんです。 ▼前編 セクハラは男性の問題である。立場上の優位性ありきの関係を「プライベートの恋愛」と誤解する人たち 「関係ない話かもしれませんが、実は部長とトラブルがありまして……」清田代表(以下、清田) 前編では、『壊れる男たち』に登場するエピソードや僕自身の体験談などを紹介しながら、セクハラの加害男性に関する問題点についてお聞きしてきました。
男性同士の恋愛を描く「BL(ビーエル)(ボーイズラブ)」の人気が止まらない。漫画や小説にとどまらず、アニメやゲーム、実写映画まで登場した。作り手も読者も、ほとんどが女性。なぜ、これほど女性たちを引き付けるのだろうか。 ●読んでハッピーに 長身男性の力強い手が、もう一人の線の細い男性の肩を抱き寄せ、優しく唇を重ねる--。漫画制作用の液晶タブレット画面に、少女漫画のような軽やかなタッチでキスシーンが描かれていく。ペンを握るのは、ロングヘアに流行の肩出しトップスを着た若い女性。BL漫画家の海行(うみゆき)リリさんだ。早稲田大を卒業後、会社勤めを経て6年前にプロ作家の道へ。現在、芳文社のBL漫画雑誌「花音」で連載している。 幼い頃から物語を読んだり書いたりすることが好きだった海行さんが、BLに出合ったのは中学生のころ。いつものように書店に立ち寄った時、たまたま手にしたのがBL小説だった。新鮮な感覚
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