Published 2022/10/16 08:00 (JST) Updated 2022/10/16 08:17 (JST) 1981(昭和56)年10月16日、北海道夕張市の北炭夕張新鉱の地下約800mでガスが噴出、坑内員が次々と倒れた。火災も発生し、救護隊員も含む93人が死亡する戦後3番目の炭鉱事故となった。絶望視された59人を坑内に残したまま鎮火のために注水した。事故後、会社は倒産。写真は自力脱出した坑内員。
2019年3月をもってJR石勝線の夕張支線(新夕張~夕張)が廃止され、4月から路線バス「夕張市内線」が装い新たに運行を開始しました。前夕張市長による「攻めの廃線提案」から実現したこのバス、どのような特徴があるのでしょうか。 利用者数はピーク時の16分の1に 2019年3月31日(土)をもって127年の歴史に幕を閉じたJR石勝線の夕張支線(新夕張~夕張間16.1km)。この鉄路に代わり運行を開始したのが、夕張市に本社を置く夕張鉄道(夕鉄バス)が運行する路線バス「夕張市内線」です。鈴木直道前夕張市長(現北海道知事)による「攻めの廃線提案」から3年弱かけて運行実現に至ったこのバスには、これまでの鉄道代替バスの事例にとらわれない、持続可能な交通体系への実現を成しとげようとする夕張市の姿勢が見えてきます。 拡大画像 2019年3月31日、運行最終日の石勝線夕張支線。多くの鉄道ファンが沿線に詰めかけた
東北・北海道新幹線がスピードアップして、東京~新函館北斗間の所要時間が4時間を切る見込みになりました。過去には東京~札幌間で「4時間切り」を想定した調査が行われたこともありますが、実現の可能性はあるのでしょうか。 東京~新函館北斗間は実現の見込みだが いよいよ「4時間の壁」を破ることになるのでしょうか。2018年11月21日(水)に共同通信が配信した記事によると、東北・北海道新幹線の東京~新函館北斗間の最短所要時間(4時間2分)が2019年春のダイヤ改正で短縮され、4時間を切って3時58分になるそうです。 2019年春のダイヤ改正で東京~新函館北斗間を3時間58分で結ぶ見込みとなった東北・北海道新幹線(2011年11月、恵 知仁撮影)。 所要時間が鉄道で4時間以内の区間では、飛行機より鉄道のほうが利用者が多くなる傾向があります。飛行機は速いですが、空港までのアクセスに時間がかかるため、鉄道
札幌市で16日夜に起きた爆発事故で、倒壊建物に入居していた不動産仲介店を運営する「アパマンショップリーシング北海道」(同市北区)の佐藤大生(たいき)社長が18日に会見した。店長が室内で在庫の消臭スプレーを処分するため、120本を並べて立て続けに噴射し、約20分後に給湯器を使おうとして爆発が起きたと説明。「心よりおわび申し上げたい」と謝罪した。 店内には当時、店長と従業員の2人がいた。佐藤社長が2人から聞き取ったところ、スプレーを噴射したのは事故当日の2日後に店の改装を控え、在庫を処分するためだったという。 午後8時ごろから、店長が1人で店内のテーブル4カ所に120本を並べて中身を噴射させた。店内が煙ったため、2人はいったん外へ出た。15~20分後に戻り、店長が手を洗おうと給湯器をつけたところ、爆発が起きたという。店長は「匂いは残っていた」と話しているという。 佐藤社長によると、スプレーは、
2030年冬季五輪の招致を目指す札幌市の秋元克広市長が25日、東京都内で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と会談した。秋元市長によると、バッハ会長からは北海道地震へのお見舞いの言葉があったほか、招致から撤退した26年冬季大会の市の開催計画は「非常に魅力的だった」との言葉があり「30年に向けて準備を進めてほしい」と伝えられたという。 秋元市長は今後、30年大会に向けて、競技会場や選手村の整備計画などの見直しを進めるとし「具体的に実現可能な計画を考えていかないといけない」と強調した。
JR北海道が、運転を見合わせている各線区の再開見込みを発表しました。 日高本線の苫小牧~鵡川間は「未定」 JR北海道は2018年9月11日(火)、北海道胆振東部地震で運転を見合わせている各線区の再開見込みを発表しました。内容は次のとおり。 石勝線、根室本線などを経由して札幌~釧路間を結ぶ特急「スーパーおおぞら」(画像:写真AC)。 ●函館本線 ・長万部~倶知安:15日(土) ・倶知安~小樽:13日(木) ・函館~長万部間、小樽~札幌~旭川間は再開済み。 ●室蘭本線 ・沼ノ端~岩見沢:17日(月・祝) ・長万部~沼ノ端間、東室蘭~室蘭間は再開済み。 ●日高本線 ・苫小牧~鵡川:未定(厚真川橋梁などの詳細な調査を実施) ●石勝線 ・南千歳~新得:特急列車は14日(金)、普通列車は17日(月・祝) ・新夕張~夕張:22日(土) ●札沼線 ・北海道医療大学~石狩月形:22日(土) ・石狩月形~新十
23日午後8時50分ごろ、北海道美唄市光珠内の道央自動車道上り線で、追い越し車線にいたヒグマ1頭に乗用車3台が相次いでぶつかった。3台に計5人が乗っていたが、けが人はいなかった。最初に衝突した車は右側が破損し、運転していた女性が警察に通報した。 道警高速隊によると、クマは体長1・7メートル、体重2…
北海道の大地震は多くの企業を直撃している。工場の操業停止、コンビニやスーパーの営業停止。札幌証券取引所は6日の取引を中止した。 6日時点で、日本製紙や王子製紙、トヨタ自動車、森永乳業、明治、キユーピー、カルビー、マルハニチロ、日清食品、京セラ、パナソニック、丸大食品、伊藤ハム、アサヒビール、キリンビールなどの工場が停止している。 「千歳市に工場のある半導体関連のSUMCOの株価は大きく下がりました。投資家から、手放したほうがいいかという問い合わせがあったほどです」(株式評論家の倉多慎之助氏) ■上場企業数は熊本県の9倍 小売りや外食への影響も深刻だ。セブン―イレブンは道内1005店のうち940店が停電している(6日午後2時時点)。コンビニ関係者によると、自家発電のある店でも2、3時間が限界のケースが多数だという。 「冷凍食品やチルド品(サンドイッチやおにぎり、弁当類など)は廃棄するしかない
深刻な経営難に陥っているJR北海道は、赤字の5路線5区間(311・5キロ)を廃止する方針を固めた。全路線の営業距離の1割強にあたる。沿線自治体の同意を得たうえでバスに転換する。国鉄時代に決まっていた路線の整理以来、最大規模の廃線に踏み切り、国の財政支援を受けながら経営再建を進める。 国と北海道は廃止を容認しており、JR北海道は早ければ年内にも廃止を決めたい考えだが、一部自治体との協議はまとまっておらず、同意を得られるかが焦点だ。 対象は留萌線、石勝(せきしょう)線夕張支線の全線と、札沼(さっしょう)線の北海道医療大学―新十津川駅間、根室線の富良野―新得駅間、日高線の鵡川(むかわ)―様似駅間。1列車あたりの平均乗車人数が10人前後と少なく、島田修社長は「国や地域に負担を求めて鉄道を残すより、バスに転換した方が利便性が高まる」としている。 JR北海道は2016年11…
北海道新幹線の札幌駅ホームが、在来線ホームの東側に設けられることが決まりました。 認可見直し案との差額はJR北海道が負担 JR北海道と北海道、札幌市、鉄道・運輸機構、国土交通省の5者は2018年3月29日(木)、札幌駅の北海道新幹線ホームの位置について、現在の在来線ホームがある場所の東側に設置する「東案(その2)」を採用することで正式に合意しました。 札幌駅周辺図と「認可見直し案」「東案(その2)」によるホーム位置案(画像:JR北海道)。 北海道新幹線は2016年3月、新青森~新函館北斗間が開業。新函館北斗~札幌間が2030年度末の開業を目指して工事中です。 2012(平成24)年に新函館北斗~札幌間の工事が始まったときは、札幌駅の新幹線ホームは在来線の1・2番線ホームを転用することが考えられていました。その後、JR北海道は在来線の運行に影響が出るとして、別の場所に新幹線ホームを設置するこ
JR北海道の経営問題で、北海道の鉄道ネットワークワーキングチームがまとめた報告書が公表されました。 前記事の『「北海道の鉄道網のあり方」報告書を読み解く(1)。JR北海道の将来像は固まったか』では、2030年のJR北海道の路線像を示しました。宗谷、石北、石勝・根室の3幹線の維持を示しましたが、今回は、鉄道路線維持の費用負担について読み解いていきます。 持続可能な経営構造とは 「北海道の鉄道網のあり方」報告書は、路線名の特定を避けながらも、JR北海道の9線区について、存続を求めています。 しかし、北海道が鉄道存続をJR北海道に求めたところで、全区間が赤字のため、その費用負担が問題になります。これに対し、報告書では「JR北海道の持続可能な経営構造の確立」とした章を設け、対策を提案しています。 JR北海道は特殊法人である その前提として、JR北海道を「株式会社ではあるが、特殊法人である」と位置づ
JR北海道の経営問題で、北海道の鉄道ネットワークワーキングチームがまとめた報告書が提出されました。 報告書は、具体的な路線名を明示しなかったものの、宗谷、石北、根室の主要3線の路線維持を示唆する一方で、国や地域が鉄道維持に向けて負担を分け合うことを求めています。 JR北海道の将来像を決める上で、「叩き台」になるとみられる報告書です。詳しく読み解いていきましょう。 個別線区に直接結論を出さない この報告書は、「将来を見据えた北海道の鉄道網のあり方について」と題され、「地域創生を支える持続可能な北海道型鉄道ネットワークの確立に向けて」との副題が付けられています。 報告書では、最初に、「全道的な観点から検討を行うものであり、個別の線区について、直接結論を出そうとするものではない」と前置きしたうえで、北海道新幹線の札幌開業が予定されている2030年頃の道内鉄道網のあり方について検討を行っています。
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