オランダ・アムステルダムの性的マイノリティ関連団体を視察。中編では、トランスジェンダーをめぐる課題について取り組むTransgender Network Netherlandの活動などを紹介した。後編では、欧米を中心に広がるサル痘の現状や、性的マイノリティ関連の書籍などをアーカイブする団体について取り上げる。
性的マイノリティをめぐる権利保障など、日本に比べて“先進的”なイメージを持つオランダ。一方で、プライドイベントの「ピンク・ウォッシング」といった課題も。視察プログラムでアムステルダムを訪れた松岡宗嗣さんによる現地レポート・前編です。
「日本赤軍」の重信房子元最高幹部の出所を喜ぶ、パレスチナ解放人民戦線幹部のライラ・ハリド氏=4月、ヨルダン・アンマン(共同) 1974年のハーグ事件で有罪判決を受けた「日本赤軍」の重信房子元幹部の刑期満了による出所について、70年代にレバノンで活動を共にしたパレスチナ解放人民戦線幹部のライラ・ハリド氏は「仲間と共に祝福する」と語った。ヨルダンで4月、共同通信の取材に応じた。 ハリド氏は「パレスチナ難民キャンプで支援活動に携わり、窮状を日本に伝えてくれた」と感謝した。 重信元幹部の裁判にも出廷し「彼女は武装闘争(ハーグ事件)に関与する立場にはなかった」と証言したハリド氏。「裁判では『刑務所に入れるのではなく、褒賞を与えるべきだ』と訴えたが、裁判官は理解できなかった」と指摘した。
【9月19日 AFP】オランダ・ロッテルダム(Rotterdam)の港には、クレーンやコンテナの他、一つ見慣れないものがある──世界初とされる水上の酪農場だ。 ガラスと鉄の3階建ての酪農場は、国土の多くが低地で、土地資源に乏しく、気候変動が直接的な脅威となるオランダにおいて「畜産の未来」を示すことを目指す。 牛たちは最上階で飼育され、2階では牛乳からチーズ、ヨーグルト、バターが作られ、1階でチーズが熟成される。 この酪農場は、ミンケ・ファンウィンガーデン(Minke van Wingerden)さん(60)と夫のペーターさんが2019年に始めた。2人は「街の中に田舎を持ち込み」、消費者の意識を高め、農業が存在できる場所をつくりたかったと話す。 オランダは1人当たりの温室効果ガス排出量が欧州で最も多い国の一つ。農業による排出量、特に酪農では牛が大量のメタンガスを発生させるため、大きな問題とな
7月16日、欧州西部を襲った記録的な豪雨で河川の氾濫により洪水が発生し、ドイツ西部などで約1300人の安否が確認されていない。水位の上昇が続き、一部地域で通信が途絶える中、死者数はすでに100人を超えている。写真は同日、ドイツのエルフトシュタットで(2021年 ロイター//Rhein-Erft-Kreis) [シュルト/エルフトシュタット(ドイツ) 16日 ロイター] - 欧州西部を襲った記録的な豪雨で河川の氾濫により洪水が発生し、16日時点でドイツ西部などで約1300人の安否が確認されていない。水位の上昇が続き、一部地域で通信が途絶える中、ドイツとベルギー両国の死者は120人を超えた。 ドイツのラインラント・プファルツ州とノルトライン・ウェストファーレン州に加え、ベルギーとオランダで、河川の氾濫で住宅が押し流されるなど大規模な被害が発生。これまでにドイツだけでも103人の死亡が確認された
雨が最も強まった14日(水)、寒冷渦はイタリア北部をゆっくりと東に移動しました。中心付近は上空5500m付近で-18℃とこの時期としては非常に強い寒気です。今週、日本各地にゲリラ豪雨をもたらした寒冷渦は上空5500mで-9℃前後でしたので、かなり強い寒気であることがわかります。 寒冷渦の周囲を回るような形で湿った空気が流れ込み、特にドイツ西部で雨量が多くなりました。デュッセルドルフから東に60kmほど離れたリューデンシャイトの観測点では14日(水)だけで143mmの雨を観測しました。7月1か月の平年の雨量が97mmですので、1日だけでその1.5倍の大量の雨が降ったことになります。 広範囲で短い時間に大量の雨が降ったことで川が急激に増水し、大きな洪水被害につながったと見られます。 なお、寒冷渦はすでに弱まりながら南に離れており、強い雨のエリアも南に移ってきました。ドイツやベルギー周辺でさらに
ドイツ・ハンブルクで押収されたコカイン16トンが入った缶。ハンブルク税関当局提供(2021年2月24日提供)。(c)AFP PHOTO /Hamburg Customs Investigation Office 【2月25日 AFP】ドイツ税関は24日、コカイン23.2トンを押収したと発表した。末端価格で数十億ユーロに上り、欧州史上最大の押収量だとしている。 オランダ警察は同日朝、ロッテルダム(Rotterdam)で荷受けをしようとした貿易会社経営者(28)を逮捕した。 これに先立ちドイツ当局は12日、オランダに拠点を置く企業からの内部情報に基づき捜査したところ、パラグアイからハンブルク(Hamburg)港に到着したコンテナにコカイン16トンが隠されていたのを発見した。 ドイツ税関によると、合同捜査によりベルギー・アントワープ(Antwerp)の港でさらに7.2トンのコカインが発見された。
オランダ首都アムステルダムで、アウシュビッツ強制収容所の犠牲者追悼碑に献花するマルク・ルッテ首相(左、2020年1月26日撮影)。(c)ANP / AFP 【1月27日 AFP】オランダのマルク・ルッテ(Mark Rutte)首相は26日、戦時下のユダヤ人迫害について政府として初めて謝罪した。 ナチス・ドイツ(Nazi)のアウシュビッツ・ビルケナウ(Auschwitz-Birkenau)強制収容所の解放から27日で75年となるのを前に、オランダ首都アムステルダムでホロコースト(Holocaust、ユダヤ人大量虐殺)犠牲者の追悼行事が行われ、ルッテ氏は「最後の生存者たちが存命の今、私はきょう政府の名において当時の当局者らの行いについて謝罪する」と演説した。 第2次世界大戦(World War II)前のオランダには約14万人のユダヤ人が暮らしていたが、戦争を生き延びたのはわずか約3万8000
初級で習う単語 ピコ太郎さんの PPAP ”I have a pen. I have an apple.”じゃないけど、語学の初級で習う単語は、だいたい決まったものだと思っていた。違うのだ。今日はオランダ語の初級単語で驚いた三つの単語について書いてみる。 ベルギーに1年滞在し、オランダ語を習っていたことは前に書いた。なんで「移民学校」なの?とよく聞かれたのでまとめたエントリもある。移民学校の日々 - 移民学校の日々 続き - 初級で習う単語のなかでにも、カルチャーショックといっても大袈裟ではないほど、驚いた単語に次のようなものがある。 1.kapstok (コート掛け・ポールハンガー) 最初に習う10個のうちのひとつがこれだ。 絵をみれば一目瞭然なのだが、日本から来た私にはきわめて新鮮だった。外国語はオランダ語以前に幾つか習っているが、「コート掛け」が初日に出てくるとは。それに我が家の玄関
中国・上海の寺院で祈祷する仏僧(2017年9月5日撮影、資料写真)(c)CHANDAN KHANNA / AFP 【12月13日 AFP】オランダ人収集家が香港で購入した約1000年前の僧侶ミイラ像(加漆肉身像)について、中国の村の住民らが盗品だとして返還を求めていた訴訟で、オランダ・アムステルダム(Amsterdam)の裁判所は12日、住民らの訴えを却下した。 問題の仏像は宋王朝時代の等身大の仏座像。中国東部、楊春(Yangchun)の村人たちによると、何世紀も前から村であがめられてきたが、1995年に村の寺院からこつぜんと消えた。 仏像はその後20年あまり行方不明だったが、2015年にハンガリーの首都ブダペストにあるハンガリー自然史博物館(Hungarian Natural History Museum)で開催された「ミイラの世界展(Mummy World Exhibition)」の展
カナダ・トロントのトリニティ・ベルウッズ公園で行われた大麻合法化イベントの参加者たち(2018年10月17日撮影、資料写真)。(c)Geoff Robins / AFP 【10月26日 AFP】嗜好(しこう)用大麻が先週解禁されたばかりのカナダを訪問しているオランダのマルク・ルッテ(Mark Rutte)首相は25日、地元の高校生たちに「今日購入できる大麻はずっと強烈だ」「特に若者には健康に良くない」と語り、麻薬全般について「絶対に手を出すな」と忠告した。 【関連記事】大麻解禁のカナダ、各地で愛好家らが歓喜 オランダでは1976年以降、いわゆる「コーヒーショップ」での大麻の販売と使用、5グラム未満の大麻の販売が認められており、長らく同国は大麻を求める人たちのお気に入りの訪問国となっていた。 だが、カナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相と同席した場でルッテ氏はカナ
空港には安全面でシビアな基準が要求されますが、世界には目を疑うような環境下で運営されている空港も。危険をはらみながらも、迫力ある光景が繰り広げられています。 手を伸ばせば飛行機に届きそう!? 空港が担う一番大切な役割は、飛行機を安全に飛ばすこと。数ある交通施設の中でも、とりわけ安全面ではシビアな基準が要求されます。しかし、世界には目を疑うような環境下で運営されている空港があるのです。 たとえば、カリブ海に浮かぶセント・マーチン島。面積約88平方キロメートル、北側がフランス領、南側がオランダ領とふたつの国に統治されているこの島では、水着姿ではしゃぐ人々に、容赦なく飛行機が迫りくるというスゴイ光景が広がっています。 拡大画像 プリンセス・ジュリアナ空港に隣接するマホ・ビーチ。頭上すれすれを飛ぶ飛行機を撮影しようと人が集まる(画像:Sean Pavone/123RF) 島の玄関口であるプリンセス
オランダ・アムステルダムで開催された第22回国際エイズ会議でスピーチをする、国際エイズ学会のリンダゲイル・ベッカー理事長(2018年7月23日撮影)。(c)AFP PHOTO / ANP / Robin van Lonkhuijsen 【7月28日 AFP】オランダ・アムステルダムで23日から27日まで開催された第22回国際エイズ会議(International AIDS Conference)では、薬物の離脱症状に苦しむ会議参参加者のために、ヘロインの合法的な代替として用いられているメタドンを処方する医師が待機していた。 依存症専門家のネルダ・デグレイブ(Nelda de Grave)氏は、メタドンを求める人がいるかどうか疑問に思っていた。だが、会議に出席している薬物依存者が離脱症状で苦しまず、彼らが会議について行けるだけの「体調を維持する」のが自分の義務だと考えた。 結果、初日だけで3
オランダのアムステルダムで開催された葬儀関連の見本市で、VR(仮想現実)ゴーグルを装着して自殺機器「サルコ」を体験する女性に機能を説明する、デザイナーのアレクサンダー・バニンク氏(2018年4月14日撮影)。(c)AFP/Jan HENNOP 【4月15日 AFP】オランダの首都アムステルダムで14日、葬儀関連の見本市が開催され、ボタンを押すだけで自殺できるとされる、カプセル型の機器が注目を集めた。 サルコファガス(石棺)を略した「サルコ(Sarco)」と名付けられたこの機器は、3Dプリンターで製作されたもので、発明したのはオーストリアの安楽死推進活動家のフィリップ・ニチキ(Philip Nitschke)氏とオランダのデザイナー、アレクサンダー・バニンク(Alexander Bannink)氏。窒素ボンベを内蔵したスタンドに、取り外し可能なひつぎを取り付けたかたちになている。 安楽死の合
オランダの首都アムステルダムにある売春街として有名な「飾り窓地区」(2011年10月13日撮影、資料写真)。(c)AFP/ANP / Koen van Weel 【9月30日 AFP】オランダの首都アムステルダム(Amsterdam)で29日、セックスワーカ―たちが自ら売春施設の経営を担うプロジェクトを立ち上げた。性産業における搾取をなくすのが目的で、欧州で唯一無二の事業だとうたっている。社会的投資ファンドの融資で実現した。 「My Red Light(私の赤線)」と題したプロジェクトは、2017年5月にサービス開始予定。「夢がかなった」と語る広報担当のリシャルト・ボウマン(Richard Bouwman)氏によれば、「完全にセックスワーカ―のみで運営する初の性ビジネス」だという。 オランダでは2000年に売春が合法化された。世界的に有名なアムステルダムの赤線地区には、売春に従事する女性や
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