米国務省は17日、性の多様性への理解を深める6月の「プライド月間」を前に、性的少数者(LGBTQなど)を標的にしたテロの可能性が高まっているとの渡航注意情報を全世界を対象に出した。連邦捜査局(FBI)と国土安全保障省も今月10日、プライド月間中に過激派組織「イスラム国(IS)」などによるテロが起きる可能性があると警告しており、米当局は警戒を強めている。 国務省は、性的少数者や関連イベントを標的として「外国のテロ組織に感化された暴力が起きる可能性が増している」と警告。プライド月間のイベントなど、人が集まる場所では注意するよう呼びかけた。 一方、FBIは、ISが2023年2月に性的少数者を敵視する英語のメッセージを発したことなどを挙げ、米国や西側諸国で脅威が増していると注意喚起した。【ワシントン秋山信一】
11月の米大統領選が近づくにつれ、トランプ前大統領が返り咲きを果たした場合、2期目を終えても退任を拒否するとの前例のない懸念が浮動層の間で浮上している。 デービッド・バインダー・リサーチのバイスプレジデント、セイジ・カーペンター氏は4月上旬、2020年の選挙でバイデン大統領に投票したものの幻滅し、別の候補者に票を投じることを検討している有権者を対象に行ったフォーカスグループ調査で、こうした懸念に気づいた。激戦州のラテン系米国人の男性やアジア・太平洋諸島系米国人の女性と話していると、「真っ先にトランプ氏が権力を手放さないとしたらどうなるかとの議論が始まった」という。 カーペンター氏は民主党向けに10年間、フォーカスグループ調査を行ってきたが、過去の選挙戦でこのような懸念を耳にしたことはなかった。それでも「懸念は現実のものだ」と感じている。 共和党のストラテジストも同様の経験をしている。ロング
Published 2024/05/21 13:42 (JST) Updated 2024/05/21 13:59 (JST) 公園で起きたトラブルを巡り、警視庁の警察官が不当な対応をしたとして、南アジア出身で40代のイスラム教徒(ムスリム)の女性と長女(6)が都に計440万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(片野正樹裁判長)は21日、請求を棄却した。 訴状によると、2021年、母子は当時の自宅近くの公園で遊んでいた際、長女が見知らぬ男性に突き飛ばされた。男性は外国人への差別発言をし、自分の息子が長女に蹴られたと警察に通報。警察署での事情聴取で警察官は、日本語が不自由な女性をやゆするような発言をしたほか、住所や電話番号を同意なく男性側に伝えたとしている。
ケニアのナイロビ郊外カバティにある米野菜・果実加工大手デルモンテの農園の向かいで、パイナップルを売っている闇市場(2024年1月18日撮影)。(c)SIMON MAINA / AFP 【2月25日 AFP】ケニアにある米野菜・果実加工大手デルモンテ(Del Monte)の農園が、警備員による暴行、レイプ、殺人などで訴えられている。 首都ナイロビ郊外に同社が所有する広大なパイナップル農園の元警備員ダニエル・カマウ・ワイナイナさん(58)は「指示は明確だった。窃盗犯を見たら追いかけて捕まえ、徹底的に殴れと命じられた」と語った。 デルモンテが直接雇用する警備員に暴力を受けたとする被害者や親族10人とNGO2団体は昨年12月、高等裁判所に同社を訴えた。 警察は同月、デルモンテの農園からパイナップルを盗もうとしたとされる男性4人が遺体で見つかった事件についても、殺人の疑いで捜査していると発表した。
約160年前の長毛種の犬「マトン」の毛皮。米スミソニアン国立自然史博物館提供(撮影日不明)。(c)AFP PHOTO / National Museum of Natural History, Smithsonian Institution/Donald E. Hurlbert 【1月28日 AFP】北米大西洋岸の先住民が数千年にわたって繁殖し、欧州諸国による植民地化後に急速に絶滅へ向かった長毛種の犬が存在したことが、米科学誌サイエンス(Science)に発表された研究で明らかになった。 サリッシュ(Salish)海沿岸の先住民は、20世紀初頭に消滅したこの犬の毛を羊のように刈り、毛布やバスケットを織り、儀式などで使っていたという。 新たな研究は、この犬種の最後の数匹のうち「マトン(羊肉)」と呼ばれた個体の毛皮の遺伝子解析に基づいて行われた。毛皮は1859年に創設されて間もない米スミソニア
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イーロン・マスク氏が反ユダヤ主義の投稿を謝罪/Kirsty Wigglesworth/WPA Pool/Getty Images ニューヨーク(CNN) 米実業家イーロン・マスク氏は29日、自らが所有するX(旧ツイッター)に反ユダヤ主義的な内容を投稿してから初めてインタビューを受け、これまでで「最も愚かな」SNSへの投稿だったとして謝罪した。 一方で、反ユダヤ主義の高まりを理由にXを離れる広告主には激しい批判を浴びせた。 米紙ニューヨーク・タイムズのイベントに出席したマスク氏は、「彼らには広告を出してほしくない」と発言。「広告や金で私を脅そうとする者がいるなら、クソくらえだ」としたうえで、米ディズニーのボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)に言及して「はっきり伝わるかな? ボブ、もしあなたが聴衆にいれば、それが私の感じていることだ」と付け加えた。アイガー氏はマスク氏より前にイベントに登壇し
[世界の窓]スラヴォイ・ジジェク|リュブリャナ大学(スロベニア)、慶煕大学ES教授 先月14日、ポルトガルのポルトで欧州ユダヤ人会議の年次総会が開かれた。その場で欧州のユダヤ人指導者たちは、反ユダヤ主義を他のヘイト(憎悪)および差別とは別に扱うよう求める決議案を採択する一方、ユダヤ人共同体に対し「交差性」(インターセクショナリティ)の概念を拒否するよう要求した。これらの人々は、多くの国家が反ユダヤ主義を容認し、国連は反ユダヤ主義を保護しており、ヘイトの対象となっている他のグループでさえ反ユダヤ主義を人種主義の一つの形態と認定していない場合が多いと主張し、反ユダヤ主義を他の差別とは別にして固有に扱うよう要求した。 彼らが交差性を問題にする理由は何か。交差性とは、社会の理論と現実の分析に用いられる概念だ。交差性の概念を通じて個人を分析すると、私たちは人々が経験する抑圧や特権が、多重的かつ交差的
出版社に勤める42歳の中西葵さんは、コロナ禍以降「料理がしんどい」と感じることが増えたという。夫は多忙な新聞記者で、息子は今年4月に小学校に入ったところ。 2020年春、息子が通っていた幼稚園が休園になり給食がなくなったとき、中西さんには「自分が作ったものだけで、子どもの栄養状態が成り立ってしまう」プレッシャーがドッとかかってきた。 息子は好き嫌いが多く、野菜や海藻類、果物を嫌がる。イチゴは珍しく好きなので毎日食卓に出していたら、それも飽きて食べなくなった。幼稚園の調理師のようには工夫ができないため、息子は野菜不足になり、便通が毎日ではなくなってしまった。 日々の献立作りがつらい 休園時期が終わった後も中西さんの試練は続く。それは日々の献立作り。「料理上手な人は、冷蔵庫の中にある食材から献立を組み立てることができるのでしょうが、私はいちいちレシピを検索しなければ料理を決められないので、それ
Engineer control welding heavy automation with smart connection new technology in the future. Photographer: Krongkaew/Moment RF 米国人の半数近くがオートメーション(自動化)によって自分の仕事が簡単に取って代わられる可能性があると考えていることが、米人材派遣協会(ASA)の調査で分かった。 この傾向は比較的若い層や、人種別では黒人やヒスパニック系で最も顕著だった一方、ベビーブーマー世代や白人はそれほど懸念していなかった。 昨今の生成人工知能(AI)の急速な発展により、多くの職場で自動化の可能性が広がっている。調査では、すでに全体の3分の1が職場でAIを活用していることがわかった。
Published 2023/07/22 18:13 (JST) Updated 2023/07/22 18:29 (JST) 相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が犠牲になった殺傷事件から7年となる26日、大阪で追悼集会とデモ行進が予定されている。今年で8回目。毎年、梅田の街頭で続けてきたが、今回は難波の元町中公園に集合し、午後7時からデモ行進する。 企画した1人は、大阪を中心に障害者の身体表現を追求するパフォーマンス集団「態変」主宰の金滿里さん。自身も子どもの頃にポリオにかかり全身まひとなった。ヘイトクライム(差別を背景とした憎悪犯罪)の根絶を訴える金さんに話を聞いた。 × × 事件が起きた時、ついに優生思想を内面化した健常者がやったのか、起こってしまったかと、客観視しなければやっていられなかった。しかし、自分事としてテレビから目が離せない。容疑者がカメラ目線で笑う
(CNN) 米起業家のイーロン・マスク氏が12日、人工知能(AI)の新会社「xAI(エックス・エーアイ)」の設立を発表した。同氏は何カ月も前から「チャットGPT」に対抗する会社の設立計画を口にしていた。 新会社のxAIは、公式サイトとマスク氏を筆頭とする12人の陣容を発表した。公式サイトでは「X(ツイッター)、テスラなどと緊密に連携し、我々のミッションに向けて前進する」と述べ、「xAIの目標は宇宙の本質を理解することにある」と説明している。これはマスク氏が以前、AIに対する野心の表現に使っていた言葉だった。 マスク氏は当初、チャットGPTを開発したオープンAIを支援していたが、オープンAIが偏見のある回答や性差別的な回答を防ぐための安全策を導入したことを非難。昨年12月、「AIを意識高い系にするため、言い換えればうそのためにトレーニングするのは致命的だ」とツイートしていた。 AIをめぐって
【7月2日 AFP】英ロンドンで1日、性的少数者らによる恒例のプライドパレード「プライド・イン・ロンドン(Pride in London)」が開催され、多様性を象徴する虹色の服に身を包んだ参加者が集まった。 150万人超の参加者が見込まれた同日のパレードでは、環境団体「ジャスト・ストップ・オイル(Just Stop Oil)」から妨害行為を受ける一幕もあった。 「ジャスト・ストップ・オイル」は、プライドパレードの主要スポンサーにユナイテッド航空(United Airlines)が名を連ねていることに抗議。 また、「汚染度の高い産業」が後援するパレードの山車について主催者側に禁止を求め、活動家9人が清涼飲料水大手コカ・コーラ(Coca-Cola)が後援する山車を一時的にストップさせた。 警察は道路を封鎖したとして、うち7人を拘束。別の2人はスプレーペイントを道路に乱暴に吹き付けた。 パレード
Published 2023/05/26 21:55 (JST) Updated 2023/05/26 22:11 (JST) 【ベルリン共同】ドイツの警察当局は26日、英人気ロックバンド「ピンク・フロイド」元メンバー、ロジャー・ウォーターズさんが、ベルリンでのコンサートでナチス親衛隊(SS)の制服に似た衣装を着たなどとして、憎悪をあおった疑いで捜査を始めたと明らかにした。地元メディアが報じた。 報道によると、ウォーターズさんは先週開いたコンサートで、赤い腕章と黒いロングコートを着用。大型スクリーンに「アンネの日記」で知られるユダヤ人少女、アンネ・フランクらの名前を表示し、観客に向けて機関銃を発砲するような演出を行った。 ウォーターズさんはこれまでも反ユダヤ主義的な発言で批判を受けていた。
【5月9日 AFP】フランス・パリで、ネオナチ(Neo-Nazi)約600人がデモ行進を行ったことを受け、許可をしたパリ市警とジェラルド・ダルマナン(Gerald Darmanin)内相に説明を求める声と批判が集まっている。 6日の毎年恒例のデモでは、黒い服を着たネオナチの集団が、1994年に亡くなった極右活動家セバスティアン・デイジュー(Sebastien Deyzieu)氏にささげるスローガンを唱えたり、旗を掲げたりして行進した。 市当局はネオナチによるデモ行進を許可しており、近くには警護に当たる警官の姿も見られた。 ネオナチによるデモは、当局がエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が推し進める年金改革に鍋をたたいて抗議するデモを制圧する中、行われた。政府は8日、マクロン氏の演説がかき消されないよう、新たなデモ規制を導入している。 デモ行進をめぐっては、社会党の
Someone protesting against Posie Parker in Glasgow in February 2023 (Source: Getty) Hate towards New Zealand's trans community has increased 'substantially', according to new data from the Disinformation Project. Online forums with international influence are filled with increasingly more harmful content, with the tone becoming far more violent than in the past. The Disinformation Project's Kate H
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