「お水のほうは大丈夫ですか」。飲食店などでよく聞くアルバイトのお決まりのフレーズ。なんとなく違和感のある言葉遣いを我が子もそのうち使い出すのでは……。ダメとは一概には言えないが、いったい、このモヤモヤの正体は何なのか。元NHKアナウンサーの梅津正樹さんに寄稿してもらった。ファミレスやコンビニなどでよく聞く「ファミ・コン言葉」の代表例に「ご注文は以上でよろしかったでしょうか?」「お水のほうはいか
「全席禁煙後も業績は好調に推移している」。居酒屋大手の串カツ田中ホールディングスの貫啓二社長は、16日13時に始まった決算説明会で、満足げにそう語った。 2018年11月期の連結決算は、16年に上場して以来、実質的な3期連続の増収増益(営業利益ベース)となった(17年11月期までは単独決算)。既存店売上高は前期比2.6%増だった。 今回の串カツ田中の決算は、発表前から多くの居酒屋チェーンの注目の的だった。同社は18年6月、200ほどある店舗のほぼ全てで「全席禁煙」に踏み切ったからだ。 20年4月に飲食店の店内での喫煙原則禁止を定めた改正健康増進法が施行されるが、串カツ田中の対応は法令で定めるより厳しい。「アイコス」など加熱式たばこも含めて全面的に喫煙を禁じ、喫煙ルームすら設けない徹底した対応をとった。 背景には串カツ田中の独自の出店戦略がある。同社の強みは、住宅街を中心に出店してファミリー
yanase hiroichi『国道16号線「日本」を創った道』 @yanabo 日経ビジネスオンラインが日経ビジネス電子版になった。面白い媒体にしてほしい。残念なのが2006年創刊からの数々の連載や記事のデータベースを消去したこと。ウェブメディアにとって宝の山でありジャーナリズムの根幹。サブスクリプションを目指すならばますます重要。なぜ? business.nikkei.com 2019-01-14 23:11:08 Kawawaki Hiroyuki @kawawaki #日経ビジネス が日経ビジネス電子版になり、結構な数の過去連載記事が消去されたかリンクを消したかした模様。最悪だ。日本一素晴らしい経済記事のデータベースを持ちながら信じられない愚行に絶望的な気持ちになる。馬鹿過ぎて言葉にならない。念の為すべてのリンクデータを記録していたが水の泡。 2019-01-14 23:20:16
こんにちは、総合南東北病院外科医長の中山祐次郎です。外科医をちょいとお休みし、京都大学大学院でただいま勉強中です。 私の今住んでいる京都の街は、9月の半ばを迎え涼しくなって参りました。驚いたことにある日突然、気温が下がり、あっという間に秋めいてきました。そんななか、外科医を休んで半年、家や大学でパソコンの前に座ってばかりいたせいか、私はなんと5kgほど太ってしまいました。身長と体重で算出するBMI(Body Mass Index)が28になり、ついに「肥満」のカテゴリに。そういえば日本人は25を超えると肥満なのですが、米国人は30以上で肥満なんですよね。アメリカ行こうかなあ、いやそういう問題じゃないよなあ、と思いつつ、ダイエットを始めることにしました。 ダイエットっていろいろありますけれど、医学的にはIn(入ってくるカロリー)を減らしてOut(出ていくカロリー)を増やせば必ず痩せます。車の
訪日需要が好調だ。日本政府観光局(JNTO)によると、2018年1月から6月までの訪日客は1590万人と、前年同期比で15.6%増を記録し、4月には過去最速で累計1000万人を突破した。近年は中国からのクルーズ船などもあるが、多くは空の便で日本を訪れている。 旺盛な訪日需要を背景に、航空会社や空港運営会社の業績も改善している。成田国際空港会社(NAA)の18年3月期純利益は前年同期比41.7%増の359億1800万円、関西国際空港と大阪国際空港(伊丹空港)を運営する関西エアポート(KAP)も同67%増の283億円と、大幅な増益となっている。 こうした中、近年相次いでいるのが空港民営化だ。先駆けとなったのは関空と伊丹。いずれも国が出資する空港会社の管轄下にある「会社管理空港」だったが、16年4月1日から純民間企業の関西エアポート(KAP)が運営している。これを皮切りに18年4月には神戸と高松
空港を民営化する動きが活発だ。8月10日、福岡空港を管理する国は、2019年4月の民営化に向けて、運営委託先の一次審査の募集を締め切った。国土交通省によると、企業名は非公表だが5グループから応募があったという。九州電力や西日本鉄道(西鉄)といった地元企業が出資するコンソーシアム(企業連合)も応募したとみられる。 2018年4月の民営化を目指す高松空港でも、運営権について優先交渉権を得た三菱地所を代表とするコンソーシアムが、国交省との基本契約を8月10日に結んだ。今後は、新千歳空港をはじめとする北海道の7空港や、熊本空港、神戸空港も、民営化への準備が進んでいく。 民営化というと、30年前の1987年4月1日に実施された国鉄(日本国有鉄道)の分割民営化が思い浮かぶ。民営化前は、運転手が列車を運転中に運転台から離れるなど、今では考えられないほど現場の腐敗が進んでいたが、JR発足後はサービスが向上
談合問題や企業の撤退などに揺れるリニア新幹線には、安倍首相の号令のもと財投3兆円が投入されている。葛西JR東海名誉会長という「無二の親友」への巨額融資。森友学園や加計学園への「お友だち優遇」の比ではない「第3の疑惑」を追うと、融資スキームの直前に、2人が頻繁に会合を重ねていた事実に突き当たる。 (日経ビジネス2018年8月20日号より転載) 無担保で3兆円を貸し、30年間も元本返済を猶予する。しかも、超長期なのに金利は平均0.8%という低金利を適用する──。 首相の安倍晋三が、2016年6月1日に記者の前で「新たな低利貸付制度で、リニア計画を前倒しする」と発表し、巨額の財投資金が、この瞬間に動き出した。 「いや、あの融資条件は、他に聞いたことがないですね」。同じ財政投融資という融資スキームを扱っている日本政策金融公庫の幹部も首をかしげる。 「そもそも、30年後から返すって、貸す方も借りる方
9兆円を投じるリニア新幹線プロジェクトがついに離陸した。町をなぎ倒し、超高速列車はどこに向かうのか──。 日経ビジネス2018年8月20日号より転載 リニア中央新幹線が走る各県に歓迎ムードが広がる中、1人、怒りが収まらない知事がいる。 「静岡県の6人に1人が塗炭の苦しみを味わうことになる。それを黙って見過ごすわけにはいかない」 静岡県知事の川勝平太は、そう東海旅客鉄道(JR東海)を批判する。 当初、川勝は「リニア推進派」だった。国土審議会の委員を務め、JR東海系の雑誌でコラムを担当したこともある。静岡を通過すると知って、いち早く南アルプスに登って視察した。 だが、計画が明らかになり、関係は暗転することになる。 リニアの線路で「座り込み」 リニアは静岡県北部の山中を11kmにわたってトンネルで貫く。大井川の水源を横切るため、毎秒2トンの水量が減少するという。水道水として62万人が利用している
JRは一つにならない これはちょっと大きな話になるんですけど、御社は6000億円近い経常利益を出しています。JR東日本や西日本も結構儲かっているし、九州も上場して良好な経営を続けている。今、東日本は北海道が大変なので人的な支援などをしていますが、JR東海はいかがですか。他のJRを支援する発想はないんですかね。 金子:ちょっとこれはしんどい。 30年前、ここまで強くなると思ってなかった。ならば、鉄道ネットワークとして、もう一度、JRグループが緩やかにでも連携していくというベクトルというか方向性があり得るのではないですか。 金子:ないと思います。やっぱり完全民営化したのは決定的で、もう後ろにバックできないということなんですよね。民営化は覚悟のいることで、もう国は助けないぞと。自分の足で立っていくんだぞということでした。それで、それぞれ必死で頑張った。 バブル期にJR各社、ちょっと一息ついたはず
4月にJR東海社長に就任した金子慎氏は、リニア計画のバトンを引き継いだ。9兆円をかけて大阪までを時速500km、67分で結ぶ壮大な計画だが、問題が山積している。詳細は日経ビジネス8月20日号(発売中)で21ページにわたってレポートしているが、経営トップとして、どう難局を乗り越えようとしているのか、数々の疑問を聞いた。 金子慎(かねこ・しん) 1955年生まれ。78年、東京大学法学部卒、日本国有鉄道入社。87年、分割民営化でJR東海に入社、2004年取締役総務部長、08年常務、10年専務、12年副社長を経て、今年4月に社長に就任(写真:的野弘路) 1987年のJR東海発足時は、国鉄時代の巨額の借金を背負ってスタートしたが、今では6000億円近い経常利益を生み出す企業体となりました。それが今、壮大なリニア計画を実行する土台になっています。 金子:私は国鉄に9年間在籍しました。それからJR東海に
MRIを露天で飛ばすイメージ 宮崎で最初にリニアの技術や車両を見て、どんな印象を持たれましたか。 寺井:やっぱり超電導の技術が実用化のレベルに達しないと絶対無理だな、というのはありました。昔の文献なんかに出ているんですけど、ドイツでも超電導のリニアモーターというのはやっていたんですが、同じように超電導磁石が完成できないと非常に難しいというのがあって、早い段階で諦めているんですね。 確かにその通りで、超電導というのが一番のキーテクノロジーで、やっぱり超電導の技術がきちんと使えるようになるレベルに上がらないとだめだと。なぜ難しいかというと、今、超電導の一般的な応用の例はMRIです。病院で体の輪切り(の映像)を撮影する。あれは、病院って非常に環境のいい、静かで、振動のないところで使うのが一般的なんですけど、超電導リニアって乗り物に使いますので真逆の環境なんですね。 振動が多いし、ほこりも入ってく
あと、土木の技術は、新幹線と共通するところはあるのでしょうか。 寺井:ありますね。 小牧(研究施設)との連携もある? 寺井:いろいろとやっていまして、例えばシミュレーションでこの車両がこう動いているときに、(車両の周囲に)どういう空気の流れができるか、とかは共通の技術ですから、そこは連携してやっています。 まだリニアは発展する 今リニアの技術は、1962年から始めて、50年以上が経ちます。さらに今から大阪開業まで、あと20年ぐらいかかりますね。合わせると70年を使っている。 寺井:そうです。 それでリニアができて、次のJR東海の挑戦は何になるか、もうイメージをしているんでしょうか。 寺井:まずは、リニアの技術を完成させることが重要だと思います。まず10年後に名古屋まで開業しますけど、次にまた10年ぐらい後に大阪開業がある。その中で、当然、技術のブラッシュアップや進展はありますから、まずは大
乗車したときに、車内は東海道新幹線とあまり変わらない印象で、逆に時速300kmだと徐行しているように感じます。 寺井:そうですよね。 ここから先、快適性や、コスト効率の向上は、どう追求していくのでしょうか。 寺井:国土交通省に超電導リニアの技術を評価する委員会がありまして、その中で今後どうしていくべきか答申されているんですね。 快適性という点では、耳がツンとする問題が残っていると指摘されています。山梨実験線の標高差は、400mぐらいですけれども、中央新幹線ではもっと大きくなります。800mぐらいの標高差を一気に上り下りします。かなり条件は厳しいんです。耳がツンとする原因は、急激に気圧が変動するからで、高速エレベーターで昇ると耳がつんとしますよね。あれと同じ現象なんですね。それを何とかしなければ、というのが1つ大きな課題です。 解決のイメージは、換気装置が車内に付いているので、それをうまくコ
時速500kmで東京~大阪間を1時間で結ぶJR東海のリニア新幹線。世界でも突出したスピードとなる「超高速鉄道」は飛行機技術をベースに開発された。しかし、地上を飛行機で走って大丈夫なのか。しかも無人運転で。長くリニア開発に携わってきたリニア開発本部長の寺井元昭常務執行役員に聞いた。※日経ビジネス8月20日号(発売中)ではリニア新幹線の特集を21ページにわたって掲載しています。 寺井さんは1980年代、すでに鉄道総研(鉄道総合技術研究所)でリニア新幹線に関わっていますね。 寺井:そうですね。(鉄道総研は)2年間だけですけれども。鉄道総研の宮崎の実験線の方に出向しておりましたので、そのときに山梨(実験線)の前の世代を宮崎でずっと見て、(経験が)非常に役に立っています。自分自身が理解できたということと、どういうところに問題があったか、理解できたと思っています。 50年以上前の計画を現実にする まず
中国でウイグル・ムスリムを対象とする強制収容所が急速に拡大していることが、米国の衛星写真などから判明している。収容者は少なく見積もっても100万人、あるいは200万人を超えているという推計もあり、中国の宗教、“少数民族”政策の苛酷さがこの2年で急激に増していることがうかがわれる。外国ジャーナリストが新疆地域での取材の自由を奪われて久しいが、一部記者は現地の強制収容所周辺も果敢に取材している。また、強制収容所からかろうじて国外に逃げだした人たちの証言も表に出だした。新疆地域のムスリム迫害の状況をまとめてみたい。 中国国内のウイグルを中心とするムスリムの弾圧状況は2009年の7・5ウルムチ事件以来、外国記者らが現地で自由に取材することが叶わず、一部の在外ウイグル人組織経由で発信される以上の情報がなかなか出ない状況だ。だが昨年暮れあたりから米国メディアを中心に現地のウイグル・ムスリム弾圧状況への
9兆円で造る東京~大阪間を1時間で飛ばすリニア新幹線。今回は中央新幹線(リニア)推進本部担当の宇野護・JR東海副社長に計画全般にわたって、現況や見通しを聞いた。南アルプスの難工事は予定通りにいくのか、残土問題と土地買収の見通しは、そして「のぞみプラス1000円」という破格の料金で大丈夫なのか? 工事の進捗状況は? 宇野:2014年10月に工事実施計画の認可を受け、最初のステップとして事業の説明会を現地でやってきました。市町村ごとではすべて終わりました。ただ、さらに細かい単位でも行っていて、そこはまだ賛同いただけていない部分もあります。(賛否で)集落が分断しているようなところもあり、「そもそも、この計画はけしからん」とおっしゃる方もいる。とは言っても、総じて事業説明会が終わり、(路線の)中心線の測量や、トンネルやターミナルの工事が進みだしている。 地下1400メートルの難工事 品川~名古屋間
9兆円をかけるリニアプロジェクトに暗雲が垂れ込めている。詳しくは日経ビジネス8月20日号で21ページにわたる特集記事としてレポートしているが、昨年から表面化した談合問題は工事の先行きを暗示する。また、安倍首相の発言で財投3兆円が投じられたが、大親友・葛西敬之名誉会長への「お友だち融資」ではないのか――。様々な疑問を、リニア計画を30年にわたって引っ張ってきた葛西名誉会長に聞こうとしたところ、JR東海から断りの電話が入った。そこで休日、自宅を直撃する。「それは僕でないと語れないな」。そうして、翌日の名誉会長インタビューが実現した。そのすべてをここに披露する。 昨日は自宅に押しかけて、すみませんでした。 葛西:いやいや、まあ、昭和15(1940)年から住んでいましてね。あそこは、もう昔は本当に田舎でした。 葛西敬之(かさい・よしゆき)氏 東海旅客鉄道名誉会長。1940年生まれ。63年東京大学法
経営者は経営学の教科書を実際の経営にどのように落とし込んでいるのか。経営者のインタビューと同時に実際に使っている教科書を紹介。実践するときの勘所や見落としがちなポイントを明らかにする。1回目は星野リゾートの星野佳路代表。星野リゾートの星野代表は経営学の教科書を実際の経営にフル活用する「教科書経営」を実践。私はその手法を取材し、これまで『星野リゾートの教科書』にまとめた。同書から8年。教科書を生かす経営の現在について、星野氏に聞いた。 星野佳路(ほしの・よしはる)氏 星野リゾート代表。1960年生まれ。慶応大学卒業後、米コーネル大学ホテル経営大学院へ。91年に同社の経営を引き継ぐ。経営学の教科書を実際に経営に活用し、長野・軽井沢の1施設だった家業を全国でホテルや旅館を運営する会社に育てた 『星野リゾートの教科書』の取材から8年が経過しました。教科書を参考にする経営は今も変わらないのでしょうか
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