前編を読んで、コード決済側から見たPayPayとキャッシュレス決済全体から見たPayPayの印象が異なっていると感じる方がいるかもしれない。これが日本におけるコード決済の現状なのだが、一方この分野でPayPayが圧倒的シェアを誇っていることは確かだ。つまり、同じ土俵で競合が勝負する限り、PayPayの施策に毎回引っ張られるということを意味しており、この分野におけるルールメーカーがPayPayになったということは揺るぎない事実だ。 直近の影響としては、PayPayの今回の決定は「コード決済手数料」に関するルールメーカーとして機能する。具体的には、MPM方式におけるPayPayマイストアの「ライトプラン」契約時の手数料1.60%と、未契約時の1.98%という水準だ。 PayPay副社長COOの馬場一氏によれば、「手数料を引き上げたときの離脱率とコストを加味して算出した数字ではあるが、1.60%
2021年の春、交通系ICカードでさまざまな新サービスがスタートしました。 2001年11月にJR東日本の「Suica」サービスが始まってから、今年でちょうど20年。当初は都市部が中心だった交通系ICカードのサービスエリアは年々広まりを見せ、ついに2021年には東海道本線全線がICカード対応エリアとなりました。また、当初の乗車券・定期券機能から、ショッピング機能などのサービス追加が進み、今年には入場券代わりとなるサービスも始まりました。 ますます発展する、交通系ICカードのサービス。大きな変化となる、2021年春に始まったサービスをご紹介します。 JR東日本では、3月13日にIC入場サービス「タッチでエキナカ」をスタートしました。交通系ICカードが入場券代わりとなるサービスで、同一駅の自動改札機を2時間以内に入出場する場合に自動的に適用。東京の「電車特定区間」各駅では140円、その他の各駅
JR東日本が3月13日に始める「タッチでエキナカ」。Suicaなどの交通系ICカードを駅の入場券として使えるようにするサービスで、送迎や通り抜け、トイレの利用をしやすくする。紙の入場券を買ったり、駅員に「トイレを使っていいですか」と聞いたりする手間が省けるが、ネット上などでは「どうして今までなかったのか」と疑問の声も出ている。Suicaの発売から約20年がたった今、ようやく実現した理由をJR東日本に聞いた。 タッチでエキナカでは、利用者がSuicaなどを使って同じ駅の改札を出入りすると、入場料をチャージ残高から自動で引き落とす。実施エリアは首都圏、新潟県内、仙台市内のうち、Suicaでの乗降に対応している駅。改札内の滞在は2時間まで認める。入場料は150円(税込、以下同)で、東京駅など一部の駅では140円。駅ナカ施設の利用を促進するための施策という。 「収入の仕分け」が障壁に JR東日本に
2020年3月14日(土)、JR山手線・京浜東北線に新駅「高輪ゲートウェイ」が開業します。JR東日本は高輪ゲートウェイ駅をグループの「ショーケース」として位置づけ、AIを活用した案内ロボットや様々な自律移動型ロボット、無人店舗など、最新のサービス設備の導入や実証実験を進める場にしたいとしています。 【画像】QRコードに対応した新型自動改札機 そのトライアルのひとつが、車いすの利用者でも通過しやすいよう、ICカードのタッチ部分の形状を工夫した新型自動改札機の導入です。また、この自動改札機は従来のタッチ部に、新たに「QRコード」の読み取り部を設置します。JRはこの自動改札機を使用して、QRコードによる改札機利用のモニター評価実験を行う方針です。 阪神電鉄も2020年3月から半年間の予定で、QRコードを用いた乗車券の実証実験を行うとしています。紙またはスマートフォン画面のQRコードを、IC専用改
高輪ゲートウェイ駅に導入される新型自動改札機には、新たにQRコードの読み取り部が追加されます。紙でも画面表示でもよいQRコードはICカードと違い、それ自体には情報を書き込めません。Suicaシステムのクラウド化がカギを握ります。 普及したQRコード決済 駅の自動改札機は? 2020年3月14日(土)、JR山手線・京浜東北線に新駅「高輪ゲートウェイ」が開業します。JR東日本は高輪ゲートウェイ駅をグループの「ショーケース」として位置づけ、AIを活用した案内ロボットや様々な自律移動型ロボット、無人店舗など、最新のサービス設備の導入や実証実験を進める場にしたいとしています。 そのトライアルのひとつが、車いすの利用者でも通過しやすいよう、ICカードのタッチ部分の形状を工夫した新型自動改札機の導入です。また、この自動改札機は従来のタッチ部に、新たに「QRコード」の読み取り部を設置します。JRはこの自動
9月1日よりSuicaで利用できるトクトクきっぷが4つ設定されました。「都区内パス」・「ヨコハマ・みなとみらいパス」・「鎌倉・江ノ島パス」は紙のきっぷとの併売で、Suica専用の「休日おでかけパス」相当のきっぷとして「のんびりホリデーSuicaパス」が新たに発売されました。 東京メトロや都営ではPASMOに一日乗車券を乗せて発売していますが、ICカードに乗ったトクトクきっぷはJRグループでは初めてです。 利用できるSuicaはJR東日本で発行され、記念デザインではない通常デザインで、定期券情報が乗っていないものが対象になります。定期券情報が乗っていなければ記名式の「MySuica」でもOKです。逆にSuicaを名乗っていても「りんかいSuica」や「モノレールSuica」といった他社発行のものや「モバイルSuica」(補足参照)は対象外です。 指定席券売機のメニュー 2019/9/26 指
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