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遠山武志に関するMyPLBのブックマーク (40)

  • 『キングコング 髑髏島の巨神』“邦題”の狙いは? 効果的なネーミングについて考察

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第14回は“ネーミング”について。 待ってました『キングコング 髑髏島の巨神』、3/25(金)からいよいよ始まります。GODZILLAにイェーガー、ドゥーフワゴンにカール自走臼砲など、デカいものが出る映画なら【極上爆音上映】でしょ、ってことで、『キングコング』の【極爆】、期待にお応えしてやらせていただきます。 今回のコングはすでに2020年にGODZILLAとの対戦が発表されているので、今までと違い美女とのロマンスはお預け。体長も前作のピーター・ジャクソン版の7.4mから、大幅アップの30m超。それでもGODZILLAは100mを超えているわけで、こんなに体格差があって当に闘えるのか、何がなんでもデビュー戦を観てその実力を確かめねばなりま

    『キングコング 髑髏島の巨神』“邦題”の狙いは? 効果的なネーミングについて考察
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    MyPLB 2018/05/23
    14/アルファベットの略ばかり/極上音響上映】という名称は、このことへのカウンター/その作品をこの劇場で最適な音響で上映するために、手間とコストを掛けて質を追求する“意思”あるいは“思想”の名称/ブランドを形
  • 映画館をミュージカル劇場に!? 立川シネマシティ『ラ・ラ・ランド』上映の挑戦

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第13回は“シネコンのキュレーション”実践編。 この連載の第2回で“シネコンのキュレーション”というテーマで書かせてもらいましたが、口で言っているだけでは現場を担う人間としては失格ですので、実際にこれから行うことについて書こうと思います。 今回僕が自分の趣味を丸出しつつ、たくさんの映画ファン、音楽ファンに自信を持ってお贈りする企画がミュージカル、音楽映画の特集上映、題して「ミュージカル劇場宣言!」です。(参考:https://ccnews.cinemacity.co.jp/musical_theatre_declaration2017/) まず2月24日(金)からスタートを切ったのは世界中の映画賞を獲得しまくっている『ラ・ラ・ランド』。女優

    映画館をミュージカル劇場に!? 立川シネマシティ『ラ・ラ・ランド』上映の挑戦
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    MyPLB 2018/05/23
  • 映画館で映画以外のコンテンツを上映するのはアリ? “ハイパーローカル興行”という鉱脈

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第12回は“ハイパーローカルな興行”について。(メイン写真:(C)2017 WOWOW INC. ARK co., ltd.) なんとあの「ザ・スライドショー」が20周年で映画化! タイトルは『映画 みうらじゅん&いとうせいこう 20th anniversary ザ・スライドショーがやって来る!「レジェンド仲良し」の秘密』。タイトル長過ぎ。2月18日公開。これをシネマシティでも上映させてもらえることになって、ラフォーレ原宿の「みうらじゅん 大物産展」に足を運んで実際にエロスクラップを見たり、バイト仲間の結婚式で「ザ・スライドショー」を模倣してどんずべりしたことがある程度のファンの僕としてはかなりテンションが上がってます。 「マイブーム」「ク

    映画館で映画以外のコンテンツを上映するのはアリ? “ハイパーローカル興行”という鉱脈
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    MyPLB 2018/05/23
    12/ハイパーローカル興行の魅力は“熱”にあり/熱”こそが特別な“場”を生み出す/“場”での“熱”の共有こそが、ファンを感動させます/忘れられない体験に/映画館スタッフが自らもエンタテイメントを創り出していく
  • 『この世界の片隅に』ヒットを目指し、映画館はこう仕掛けたーー立川シネマシティ・遠山武志が解説

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第10回は“シネマシティの企画の立て方”について。 前回取り上げました『この世界の片隅に』の宣伝について書いたものは結構な反響をいただきまして、また、この作品自体も小規模公開作品ながら大きな話題を生んでおり、興行的にも成功しています。 (参考:映画館は作品の魅力をどう“宣伝”する? 立川シネマシティによる『この世界の片隅に』戦略) シネマシティでも公開初週末の土日には約2,000名ものお客様にご来場いただき、都心にある劇場と肩をならべられるほどの好成績となりました。また、公開前に行った試写会には、今作へのシネマシティの想いに応えて片渕監督がサプライズゲストとしてご来場くださり、上映前の挨拶だけでなく、上映後のお見送りまでしてくださる大サービ

    『この世界の片隅に』ヒットを目指し、映画館はこう仕掛けたーー立川シネマシティ・遠山武志が解説
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    MyPLB 2018/05/23
    10/愛されるキャラクターとは、少なくとも以下の3つを満たしている必要/ /長所が2つ以上ある/魅力的な欠点が1つ以上ある/出自に秘密がある/大衆性を軽く否定することで、知的好奇心が旺盛な層を惹きつけます
  • シネマシティ|ニュース:『この世界の片隅に』11/12(土)公開【極上音響上映】決定。

  • 映画館は作品の魅力をどう“宣伝”する? 立川シネマシティによる『この世界の片隅に』戦略

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第9回は“映画館独自の宣伝”について。 まず最初に、前回のコラム(邦画“日語字幕つき上映”のメリットと課題ーー『シン・ゴジラ』『君の名は。』の実績から考える)で邦画の日語字幕つき上映について書かせていただきましたことの結果報告とお礼を。状況に一石を投じるため、シネマシティの『シン・ゴジラ』【極上爆音邦画字幕版上映】を観に来てくださいと青臭く呼びかけたところ、大変大きな反響をいただき、字幕なしの通常版を上映していた前週よりも格段に動員が増えました! 当にありがとうございます。情報を広めてくださった方、ご来場くださった方に、心より感謝申し上げます。嬉しくて、びっしり埋まった座席表を見ながら泣きそうになりました。 そしてさらに嬉しいお知らせ

    映画館は作品の魅力をどう“宣伝”する? 立川シネマシティによる『この世界の片隅に』戦略
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    MyPLB 2018/05/23
    9/きちんとエンタテイメントになっているかどうか、ということ/これも素直な気持ちです。そしてこれは同時に企画の概要でもあり、愛の具体的な証明でもあります/ https://info.cinemacity.co.jp/ccnews/konosekai/
  • 邦画“日本語字幕つき上映”のメリットと課題ーー『シン・ゴジラ』『君の名は。』の実績から考える

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第8回は“邦画日語字幕版上映”について。 いまだなにかと話題が尽きることのない『シン・ゴジラ』ですが、少し前に話題になった“日語字幕つき上映”が大変好評でしたので、僕の働く立川シネマシティでは2016年9月24日(土)~30日(金)の1週間、アンコール上映を行うことを決定しました。1日3回上映があるうち、2回を日語字幕つきにします。劇場サイズもケチなことはいわず、382席と302席の最大級の劇場で上映します。 「日映画で日語を話しているのに日語の字幕つき?」と疑問に思われた方もいらっしゃるでしょう。これは主に聴覚に障がいを持つ方のための上映なのです。“バリアフリー上映”と呼称されることもあります。そのため、ただ台詞を文字でなぞる

    邦画“日本語字幕つき上映”のメリットと課題ーー『シン・ゴジラ』『君の名は。』の実績から考える
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    MyPLB 2018/05/23
    8/字幕つき上映は、健聴者にとってはメリットもデメリットも/「健聴者の理屈」は排除して考えなければ/この作品は向いているから字幕をつける、向いてないからつけない、という時、字幕つき上映の本質が失われてい
  • 映画館は作り手の“情熱”をどう伝える? 『TOO YOUNG TO DIE!』極上音響上映の意義

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第5回は“作り手と劇場の距離”について。 春に公開予定だったものの延期になり、6月25日(土)に仕切り直しで公開になる宮藤官九郎監督最新作『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』。立川シネマシティではベテラン音響家に調整を依頼し、作に最適な音響でお贈りする【極上音響上映】にて公開されることが大々的に公式より発表になりました。 ひょんなことで地獄に落ちてしまった男子高校生が「キスもせずにこのまま死んでたまるか」と、なんとかして生き返ろうとする、宮藤官九郎監督らしいぶっ飛んだコメディです。 ロックバンドを組んでいる鬼たちが登場して暴れまくるので、配給会社様よりぜひ【極音】で、とオファーをいただき、宮藤監督からもコメントをいただきまし

    映画館は作り手の“情熱”をどう伝える? 『TOO YOUNG TO DIE!』極上音響上映の意義
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    MyPLB 2018/05/23
    5/情熱ある作り手と情熱ある劇場が手を組んで「映画を映画館で観る意味」を少しずつでも創り出していく。ネットでは獲得し得ない“実感”を提供すること/このアナログ回帰にこそ、僕は未来を感じています。
  • 映画館はライブを越える音楽体験を生み出せるか? “ライブスタイル上映”のリスクと革新性

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第4回は“映画館で音楽を楽しむこと”について。 “音楽モノ”といっても、ミュージカルから、ミュージシャンの伝記、ライブを撮影した作品まで様々です。ドキュメンタリーだってあります。例えば直近なら、遠山が音楽の神と崇めるジェームス・ブラウンの破天荒にもほどがある前半生を描いた『ミスター・ダイナマイト ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』があります。なにしろ僕はJB信者ですので、立川シネマシティでは今作をベテラン音響家による綿密な調整を施して上映する【極上音響上映】にて上映します。ブラックミュージックファンはぜひ。 さて、2000年代に入ってカメラがフィルムからデジタルに切り替わったことで、音楽ライブや舞台を撮影した作品が映画館で上映される機会が

    映画館はライブを越える音楽体験を生み出せるか? “ライブスタイル上映”のリスクと革新性
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    MyPLB 2018/05/23
    4/エンタテイメントの主導者が逆転している/(正確にはアーティストは観客にエンタテイメントされていません。スクリーンを鏡のようにして、観客の一部によるエンタテイメントが他の観客に反射しているという構造
  • シネコンは“単館系/ミニシアター系”の受け皿となり得るか? 『グランドフィナーレ』上映を考える

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第3回は“単館系/ミニシアター系作品”について。 パオロ・ソレンティーノ作品を観ると、これが20年前だったらなあ、と感じずにはいられません。独創的な美しい映像でうっとりさせて、エモーショナルなドラマで感情をくすぐりながらも、ほどよくポエティックで難解。ソレンティーノ作品はかつての「単館系/ミニシアター系」作品のヒットに求められた資質を見事に備えています。『グレート・ビューティ 追憶のローマ』や4月16日に公開された最新作『グランドフィナーレ』はとりわけ。おひとり様シネフィルはもちろんのこと、カルチャー好きカップルのデートにも最適。年配ベテラン勢の心も掴み、さぞかし劇場は賑わったことでしょう。 2016年が始まって間もなく、ひっそりと渋谷シネ

    シネコンは“単館系/ミニシアター系”の受け皿となり得るか? 『グランドフィナーレ』上映を考える
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    MyPLB 2018/05/23
    3/映画館の“売り物”は“映画”ではない、ということです。“映画”は製作会社や配給会社の“売り物”であって、映画館が売るべきものは、実は“空間”や“文脈”なのです
  • シネコンは映画をどうキュレーションする? 『リリーのすべて』と合わせて上映するなら……

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案したりするこのコラム、第2回は「シネコンのキュレーション」について。 キュレーションという言葉は、映画業界周辺で使われることはあまりなく、主に博物館や美術館の特別展示を企画することなどを指します。単純にある作家展やどこかの所蔵品というだけでなく、モチーフでまとめたり、作家を組み合わせたりすることで作品に新たな意味や解釈や理解もたらすことが出来たなら、企画者としては最高の気分です。 シネコンの場合、意図せず偶然に“それっぽいこと”が起こることもあります。例えば少し前立川シネマシティでは『黄金のアデーレ 名画の帰還』と『ミケランジェロ・プロジェクト』を同時に上映していました。 『黄金のアデーレ』はナチスに没収された叔母をモデルにしたクリムトの絵を取り戻そうとするお

    シネコンは映画をどうキュレーションする? 『リリーのすべて』と合わせて上映するなら……
  • “極上音響上映”仕掛け人が語る、これからの映画館のあり方「ほかの視聴環境では味わえない体験を」

    スペースシャワーTVにて『フラッシュバックメモリーズ3D』、『劇場版BiSキャノンボール』、『私たちのハァハァ』などの話題作を手がけてきた高根順次プロデューサーが、映画業界でとくに面白い取り組みを行っているキーマンに、その独自の施策や映画論を聞き出すインタビュー連載「映画業界のキーマン直撃!!」。第一回は、音質・音響にこだわった遊び心溢れる映画館「立川シネマシティ」にて、「極上音響上映」「極上爆音上映」などの特別上映を手がけ、映画業界で注目を集める仕掛け人・遠山武志企画室長を直撃。“映画館を作る”という仕事の面白さから、映画業界を活性化させるためのアイデア、いまの映画館が抱えている課題についてまで、ざっくばらんに語ってもらった。 「映画業界のシステムは、デジタルのメリットを活かしきれていない」 ーー遠山さんが立川シネマシティで働き始めて17~18年ということですが、映画業界を見てきて、いま

    “極上音響上映”仕掛け人が語る、これからの映画館のあり方「ほかの視聴環境では味わえない体験を」
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    MyPLB 2018/05/23
    映画館で観る意味」を追求/体感性の高い上映方式/作品の選定、チケット購入やWeb予約の利便性/「場」の価値の再定義、同じ作品を好きな人たちとの直接/間接的コミュニケーション、価格設定など、総合的な評価になる
  • 映画館はネット配信にどう対抗する? 『ヘイトフル・エイト』極上爆音上映の狙い

    映画館はもっと面白くなれる。 いつもそう考えながら、東京の西側、立川だけにある独立系シネコン、“シネマシティ”で僕は働いています。もし、あなたが熱心な映画ファンや音楽ファン、あるいはミュージカルファンやアニメファンであるならば、【極上音響上映】【極上爆音上映】という名前をどこかで聞いたことがあるかも知れません。音響家が作品に最適な音に調整して上映するスタイル。それをやってる映画館が“シネマシティ”です。2/27(土)からはクエンティン・タランティーノ監督最新作『ヘイトフル・エイト』の【極上爆音上映】が始まります。 シネコンの“企画”の仕事とはなにか、そもそもシネコンにはどんな仕事があるのか、シネコンを面白くするにはどうしたらいいのか、このコラムでは僕がやってきたことや考えていることを新作映画の紹介を絡めて月に一度書いていこうと思っています。 2015年は世界最大の映像ストリーミング配信会社

    映画館はネット配信にどう対抗する? 『ヘイトフル・エイト』極上爆音上映の狙い
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    MyPLB 2018/05/23
    立川シネマシティ・遠山武志の“娯楽の設計”第1回 映画館はネット配信にどう対抗する? 『ヘイトフル・エイト』極上爆音上映の狙い/ http://realsound.jp/movie/2016/02/post-1047_1.html/ http://realsound.jp/movie/2016/02/post-1047_2.html
  • 映画館にとって大作だけがヒット作ではない? 『ローグ・ワン』“スクリーン・アベレージ”を考察

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第11回は“映画のヒット、映画館のヒット”について。 12/16に公開された『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』、痺れましたね。監督は『GODZILLA/ゴジラ』を撮った有能オタク、ギャレス・エドワーズ。最初の『スター・ウォーズ/新たなる希望』冒頭のレイア姫がR2-D2に託す“デス・スター”の設計図を盗んだ名もなき者たちの物語。『スター・ウォーズ』が神話学者ジョーゼフ・キャンベルの研究を参考にしたというのは有名な話で、そのストーリーは神話的な英雄譚の構造になっているのですが、今作は外伝ということで、その縛りから離れた自由を存分に活かした物語となっています。“筋”では絶対に語れないストーリーになっているのが、作の魅力です。 シネ

    映画館にとって大作だけがヒット作ではない? 『ローグ・ワン』“スクリーン・アベレージ”を考察
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    MyPLB 2018/05/23
    11/大ヒット約束映画で一定の“保証”を確保しつつ、“自分のところだけの大ヒット作品”を持つことが出来ることこそ、たぶんシネコンの理想のカタチです。徹底的に客層や地域性、自社の経歴を分析することで見えてく
  • シネコンの上映作品はどう選ばれる? “どこも同じ”になりがちな編成事情と、各館の差別化戦略

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】などで知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第7回は“シネコンの上映作品編成”について。 (メイン写真:『神様の思し召し』より) シネコンは「どこも同じ」だと言われます。建物の作りもなんとなく似ているし、それに上映している映画もほとんど変わらないじゃないか、と。当でしょうか? これを執筆している8月16日時点の全国の主要都市にあるシネコンの上映作品を調べてみました。特に深い意図はなくピックアップした9館。いずれもスクリーン数は10~12です。 TOHOシネマズ新宿 川崎チネチッタ 大阪ステーションシネマ 109シネマズ名古屋 コロナシネマワールド小牧 イオンシネマ岡山 ユナイテッドシネマ キャナルシティ福岡 MOVIX仙台 札幌シネマフロンティア これに僕が勤めている「立川シネ

    シネコンの上映作品はどう選ばれる? “どこも同じ”になりがちな編成事情と、各館の差別化戦略
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    MyPLB 2018/05/23
    7/かつての“シネマコンプレックス”という業態自体が魅力的だったステージは過去のものとなり、映画をより魅力的に観てもらうための競争や、他の劇場では上映していない作品で差別化を図る競争のステージが始まって
  • 演劇、音楽ライブ、落語、歌舞伎……映画館で多様なエンタテイメントを“観る”メリット

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第6回は“エンタテイメントの多面化”について。 この連載でも何度か触れていますが、ここ数年、映画館ではいわゆる映画だけでなく演劇や音楽ライブ、落語や歌舞伎を撮影したものが頻繁に上映されるようになってきています。 例えば、近い日付なら「ベルリン・フィル・イン・シネマ」が上映されました(東京・恵比寿ガーデンシネマでは7月23日から)。サー・サイモン・ラトル指揮で、ベルリン・フィルの2015年~2016年に行われたコンサートの中から選りすぐりの演奏を3回に分けて上映するというもので、第1弾はベートーヴェンの交響曲4番と7番。 ベルリン・フィルの演奏の映像作品は4年前に「ベルリン・フィル3D "音楽の旅"」というまさかの立体映像で演奏の様子を撮影す

    演劇、音楽ライブ、落語、歌舞伎……映画館で多様なエンタテイメントを“観る”メリット
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    MyPLB 2018/05/23
    6/生の舞台や演奏では、座席位置によって同じモノを観ても受け取るものがかなり異なっている
  • 映画館ビジネスにおける舞台挨拶やライブスタイル上映の意義とは? “一回性の興行”について考える

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第27回は“一回性の映画館興行”について。 先月のコラム(『タイタニック』も極上音響で! シネコン×名画座『午前十時の映画祭9』が示す、映画館の価値)で《午前十時の映画祭9》上映作品のうちシネマシティでは12の「音重要作品」をベテラン音響家に依頼して音響調整を行ってもらい上映する【極上音響】【極上爆音】で行うことについて書かせていただきましたが、その甲斐あってか、2年連続で作品選考委員でもある、映画評論家の町山智浩さんの講義つき上映を行わせてもらえることになりました。 講義していただく作品は『地獄の黙示録 劇場公開版』【極爆】。ご存知フランシス・フォード・コッポラ監督の、ベトナム戦争映画です。戦争映画、と言ってもいわゆる「戦争映画」の枠

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    MyPLB 2018/05/23
  • 映画館は“スクリーン張り替え”をエンタメ化できるか? 立川シネマシティ『ガルパン』上映に向けて|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第22回は“スクリーン張り替えをエンタメに出来るか?”とテーマで。 2017年11月21日(火)から3日間掛けて、シネマシティでは順次3つの劇場のスクリーンの張り替えを行います。現在国内には3500近い映画のスクリーンがあり、スクリーンも長くても10年も使えばだいぶ汚れたり傷んできますので交換が必要なものです。つまり、全国の映画館のあちこちでスクリーンの張り替えというのはまま行われていることです。しかし一般的にこのことが知られることは少ないでしょう。大きな話題になることもありません。なにしろ、地味な変更です。劇場側も宣伝することが少ないように思えます。 このコラムの第15回でシネマシティの音響設備改善の告知戦略について書かせていただきまし

    映画館は“スクリーン張り替え”をエンタメ化できるか? 立川シネマシティ『ガルパン』上映に向けて|Real Sound|リアルサウンド 映画部
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    MyPLB 2018/05/23
    22/なぜこの設備改善を行うのか、という理由の明確化とそれを本質とした告知設計/既存の定石的なイメージとは異なるものを採用/ワンアイディアに頼り切らない。攻める矢は複数本用意/告知それ自体をエンタテイメントに
  • シネコン“上映スケジュール”ギリ発表の理由|Real Sound|リアルサウンド 映画部

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第28回は“シネコンの上映スケジュール発表タイミング”について。 「えっ、来週末の上映時間、まだ決まってないの!?」 これは映画ファンあるあるのひとつ。友人や恋人なんかと映画を観に行こうということになって、時間調べとくねー、と検索かけてみてびっくり。スケジュール出てないじゃん。予定決まんないじゃん。 なんでもない週ならまだしも、例えばゴールデンウィーク。5月4日“みどりの日”以降の上映時間が発表されるのは、ほとんどのシネコンで4月30日の夜か5月1日。連休前半終了後です。これでは映画館のスタッフは自分たちが連休関係ないからって、存分に楽しませないようにしているのではないか、と思われても仕方ありません。 これがイヤでイヤで、僕は十数年前に作

    シネコン“上映スケジュール”ギリ発表の理由|Real Sound|リアルサウンド 映画部
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    MyPLB 2018/05/23
    28/シネコンという業態が成功したもっとも大きな理由は、ひとつの劇場が複数の席数の異なったスクリーンを持ち、成績によって細やかに劇場サイズや上映回数を調整することによって、効率よく集客できることにあります
  • 映画館のWeb予約システムは“エンタメ”となるか? 立川シネマシティの施策

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】等で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来を提案するこのコラム、第16回は“Web予約でエンタメできるか?”というテーマで。 『ガールズ&パンツァー劇場版』で日各地の音響の優れた映画館を回っては音響を監修され、映画興行の新たな地平を切り拓いた岩浪音響監督がまたも各地を尋ね、特別音響で上映するという新しい試みが話題のSFアニメーション『BLAME!』の上映が始まりました。 『シドニアの騎士』の二瓶勉が原作で、劇場公開初日からNetflixでの配信も開始されているという、今世界的に増えつつあるスタイルの公開でもあります。 Netflixの会員ならば映画館に行かずとも自宅で観られ、それどころか日付が変わったと同時に、劇場の初日朝イチ回よりも早く観られるわけです。良い時代になりました。しかしこれは映画館とし

    映画館のWeb予約システムは“エンタメ”となるか? 立川シネマシティの施策
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    MyPLB 2017/05/27
    16/時間つぶしに映画館を使う」という文化はほぼ消え去り/大ヒット映画であればあるほど、窓口は閑散/表示機能としては十分ですが、無機的です。いわゆるシズル感に欠けます/隙あらばエンタテイメントするべき