便せんの手紙と電子メール、電話連絡網とグループチャット、ショッピングとネットショッピング。いまの時代、インターネットは従来の手段とあえて区別するのが無意味なくらいに生活に溶け込んでいます。 その一方で、固有のリスクと便利さを持っているのもの確か。この新たな日用品と人生の終わりまでうまく付き合うにはどうしたらいいのでしょう。連載を通してさまざまな角度からじっくり調べていきたいと思います。 死後に送信するはずのメッセージが、生きている間に消滅……今回は消えていった終活系ネットサービスにスポットを当てたいと思います。「終活」という言葉が出回るようになったのは2009年からですが、老後や死後に向けた取り組みをサポートするネットサービス自体は2000年前後からみられるようになりました。以後、今日までトライ&エラーが繰り返されています。どんな“エラー”があったのでしょうか。 洋の東西を問わずに数が多い