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科学論と語りの権力性に関するcrowserpentのブックマーク (8)

  • 科学における「キャンセルカルチャー」論争 - わが忘れなば

    最近、英語圏において物理化学系の学術誌に発表されたあるエッセイを起点として、こんな専門誌を舞台に意外な、と思うほどの盛り上がりを見せた論争が起きた。それは、「キャンセルカルチャー」を巡るものなのだが、日語圏ではこの論争についてほとんど紹介されていないようなので、今回の記事で簡単に紹介してみたい。 アンナ・クリロフ (Anna I. Krylov) が2021 年にアメリカ化学会が発行する物理化学の学術誌 The Journal of Physical Chemistry Letters に発表したエッセイ「科学を政治化することの危険 The Peril of Politicizing Science」*1は、左派的なイデオロギーが今日の科学界において検閲として働いていると指摘し、大きな評判を呼んだ。これに対して、同年フィリップ・ボール(Philip Ball)は、同誌において「科学はそも

    科学における「キャンセルカルチャー」論争 - わが忘れなば
    crowserpent
    crowserpent 2022/11/28
    科学者と科学ライターの論戦の要約・解説。難しい議論ではあるが、私は(個別の事例はさておき一般論としては)アンナ・クリロフの立場に賛成かな。/筆者とのやりとり:https://togetter.com/li/1983288
  • 2020-05-01の日記|kentz1

    晴れ。暑い。とても暑い。夏日だったようです。もはや「夏」も文字通りには取れません。 スーパーに行く。春キャベツが300円。このスーパーでは300円の日もあれば200円の日もある。市場は万能ではないのか? 花粉がかなり飛んでいました。都知事を呪っています。花粉症撲滅だけではなく、彼女の選挙公約には山手線を二階建てにするというものが含まれていました。死ぬまで言い続けます。 ↑小学生に方程式を「ズル」して教えるときみたいな解説です。昔はけっこうこんな感じでゲームなどバグっていた覚えがあります。カセットという弱々しい電子接点を持つことも少なくなりました。僕はいつも現実がこんなふうにバグってほしいと思っており、壁に体当たりしています。 サイレンを鳴らす覆面パトカーに後続して霊柩車が走っていました。低確率の現象が続くので「今日は運がいい!」と思いましたがそうではありません。世界は全部分がパチンコという

    2020-05-01の日記|kentz1
    crowserpent
    crowserpent 2020/05/04
    「入力があり、出力がある、という説明方式を僕たちは取ってしまいがち」 そうした説明の形式に手っ取り早く当て嵌めようとすることで生じる誤謬ってあるよね。
  • 社会学者による「新型うつ」批判について、私が考えること(後編) - シロクマの屑籠

    (※このブログ記事は前編/後編からなっています。前編はこちら。) 先日公開した前編では、「新型うつ」という言葉について、SYNODOSに掲載されていた井出草平さんによる「新型うつ」批判をおおむね支持する見解を述べた。 ここからは、その「新型うつ」批判で語られたところの、「新型うつ」を取り囲む精神科医や精神医学に関する実情について、私が実地で見聞してきた事を補足する。そのうえで、一精神科医としてDSMやICDといった現代の診断基準を使いながら臨床上どのように行動し、また臨床外においてどのように考えるのが望ましいのか、私個人のオピニオンを述べてみる。 DSMやICDの内側も外側も知っておく必要がある 井出さんは、この「新型うつ」を巡る問題の一端として、「時代遅れの、勉強をさぼった精神科医が「新型うつ」を語っている」といったニュアンスのことを述べている。その対照として、現代的なDSMやICDを「

    社会学者による「新型うつ」批判について、私が考えること(後編) - シロクマの屑籠
    crowserpent
    crowserpent 2016/08/29
    「新型うつ」のような出鱈目な概念が流行する背景にある、精神医学の発展途上性と社会との関わりの深さについて。
  • 若者の○○離れ 傾向と対策 - 最終防衛ライン3

    若者の○○離れの4つの傾向 「若者の○○離れ」と言われて久しいですが、その多くは 『若者の○○離れ』という「天狗の仕業」*1 で、分析にすらなっていないものばかりです。 碌でもない「若者の○○離れ」の傾向と対策は以下の4つに分類できます。 1. 過去と比較しない 2. 若者の人口減少を考慮しない 3. 他の年齢層の減少を無視する 4. 印象で語る それぞれについて、具体例を示しながら説明していきます。 4つの傾向と対策を述べたら、若者の○○離れがいつ頃から使われるようになったのかを分析します。 1. 過去と比較しない 若年層の比率や絶対数が他の年齢層と比較して少なかったので「若者の○○離れ」と結論づける場合。 30代以上もかつては20代だったのだから、20代での割合が低いのは若者が離れたからだ、という考察は正しいでしょうか。調査した内容が年齢上昇に伴い増える項目の可能性があるため、過去と比

    若者の○○離れ 傾向と対策 - 最終防衛ライン3
    crowserpent
    crowserpent 2015/02/27
    「若者の○○離れ」の起源と流行の経緯が面白かった。「理科離れ」は確かに一時期よく言われてたね。
  • あずまんの歴史認識問題への立ち位置

    東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma おそらく理解してくれないと思いますが、いちおうちゃんと書きます。ぼくが最初に高橋哲哉の名前を出したのは、ぼくのこの歴史認識についての「いいかげん」な不可知論的立場がデリダについてのぼくの研究(と高橋氏の研究の差異)と理論的に繋がっていることを示唆するためです。@nogawam 2013-05-15 13:03:56 東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma 20世紀半ばの哲学者たちはおしなべて、世界に真実はない、ものごとは解釈でいくらでも自由になる、と主張してきました。それが行きすぎてソーカル事件が起きたのはご存じのとおり。1990年代からは一気に風向きが変わり、「確かな真実は疑い得ない」がトレンドになります。 2013-05-15 13:05:13 東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma デリダといえば脱構築ですが、そん

    あずまんの歴史認識問題への立ち位置
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    crowserpent 2013/05/16
    4年半前の批判 http://d.hatena.ne.jp/toremoko/20081219/1229682735(相対主義はデリダからの必然でもなんでもない)がそのまま当て嵌まるなー。/関連Tweetまとめました:http://togetter.com/li/503538
  • 【無料記事】ニセ科学ビリーバーは頭が悪いのか?(2346文字):弱いなら弱いままで。

    これはいいだなあ。前作『超能力番組を10倍楽しむ』と並んで、山弘ののなかでも出色の出来といっていいと思う。 内容の主張そのものは、いつもの山節なんだけれど、想定年齢が低いせいか、読みやすく、わかりやすく、また皮肉の棘が少ないところがいい。Amazonを見るとこれでもまだ嫌みったらしいという意見もあるようだけれど、まあ、この程度なら許容範囲内じゃないかな。 全体の構造は前作とほぼ同じ。いろいろなニセ科学情報にふれて半信半疑の小学生「夕帆ちゃん」に小説家の「パパ」が真相を語り聞かせるという形になっている。このパパの解説がとてもわかりやすく、納得しやすいところが書の特長。

    【無料記事】ニセ科学ビリーバーは頭が悪いのか?(2346文字):弱いなら弱いままで。
    crowserpent
    crowserpent 2012/10/19
    私達は皆「何を懐疑し、何を鵜呑みにするか」という恣意的な選択をどこかで行ってるはずで、それが時にニセ科学のような形で立ち現れるんじゃないかな。
  • 「なんの役に立つんですか?」の暴力性 - 最果タヒ.blog

    テレビで魚に右利き左利きがあることを発見した教授が出ていて、その話がすごすぎた。餌をとるのに右にばかり曲がる魚とか、魚にも利きというのがあるらしく、しかもそうした魚を干物にすると、右利きは右に曲がって干からび、左利きは左に曲がって干からびる、つまり骨格から利きが決まっているらしい。その比較を見せてもらったときは鳥肌がたったわけで、偉大すぎるだろ、とびびっていたのだけれど、アナウンサーさんは変な研究、と言いたげに苦笑していて、しまいには「なんの役に立つんですか?」という自然科学でもっとも野暮な質問をしてしまっていた。 うーん。「なんの役に立つんですか?」という言葉は、実はいろんなことに投げかけられている。「マンガなんて読んで、なんの役に立つの?」「宇宙なんて研究して、なんの役に立つの?」「絵画なんて観て、なんの役に立つの?」大衆にとってもっとも価値があるのは「利便性」だ。「利便性>娯楽性>芸

    「なんの役に立つんですか?」の暴力性 - 最果タヒ.blog
  • 書籍出版 双風舎:【連載】「脳は心を記述できるのか」第3信 「人間」と「言語」、あるいは偶有性のアスペクト

    斎藤環から茂木健一郎への手紙 ■はじめに 茂木さん。2年半のブランクを経て、この往復書簡がゾンビのごとく蘇ったことを、とりあえずはどう受けとめたものでしょう。 ずっと涙目で返信を待ち続けていたものの、私はこの往復書簡はとうに終わったものと考えていました。返信がいただけなかったのは、とても悲しいことではありましたが、その事実もまた「茂木健一郎」という人物の一側面であることを示しえたと考えて、それで満足することにしたのです。 もっともこの企画、茂木さんによるガン無視パフォーマンスによって世間的に有名になったというところもあって、私もずいぶんとおもしろい経験をしました。 いろんな媒体から取材を受けました。たくさんの人たちから「無視されてかわいそうに」と同情していただきました。なかでも、さる著名ミュージシャンは、この企画が往復しないほうに賭けてずいぶん儲けたということで、お礼にとごちそうしてくれま

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