JR中央線の沿線が居住エリアとして人気が高いことはよく知られている。リクルートグループの情報サイト「SUUMO(スーモ)」が先ごろ発表した「住みたい街ランキング2016」においても、ベスト30内に吉祥寺、中野、荻窪、三鷹、立川の5駅がランクインした。東急東横線、東急田園都市線も人気のある路線だが、同ランキングに入ったのは各々3駅で、中央線には及ばない。 なぜ、中央線の人気が高いのか。「ブランドイメージが高い」という声はよく聞くが、そうしたイメージは一体どこから来るのか。 中央線の強さは数字で示せる 「感覚的な理由ではなく、中央線の競争力の高さは数字で示すことができる」と、不動産コンサルティング会社トータルブレインの杉原禎之専務は言う。 都心から西へ向かう中央線快速、京王線、小田急線、西武新宿線、田園都市線、東横線、京急本線の7路線を比較してみたところ、はっきりとした理由が見えてきたという。