【解説】 書き下し文とは、漢文を日本語として意味がわかるように漢字かな交じりで書き改めたものです。ですから、送りがなはひらがなで、漢字はそのままで書くのが基本ですが、次の場合はひらがなに直して書くことが決まっています。 【1】日本語の助詞・助動詞として訓読する漢字 【2】再読文字の二度目の読み 以上2つについて、具体的に確認していきましょう。 【1】日本語の助詞・助動詞として訓読する漢字 助詞・助動詞は付属語で、自立語に接続して様々な意味を添える働きをする語です。 助詞には活用がなく、助動詞は活用します。 助詞・助動詞として訓読する漢字には、次のようなものがあります。