男性にとっても、女性にとっても異性とは気になる存在である。 女性はアクセサリーや服装にお金を掛けて美しくオシャレをして男性の気を惹こうとするし、男性も女性にいいところを見せようと格好をつけてデートで奮発したり、贈り物をしたりする。好きな人ができれば眠れぬ夜を過ごさなければならないし、失恋すれば、何日も落ち込まなければならない。 それもこれも、男と女という存在があるからなのだ。 男と女は謎に満ちている。 それは、「男心や女心がわからない」とか「恋は異なものなど」という意味ではない。 そもそも、どうして、この世の中に男と女はいるのだろうか。 動物にも鳥にも虫にもオスとメスとがある。植物にだって雄しべと雌しべがある。 しかし考えてみれば、オスとメスとがあるのは、けっして当たり前のことではない。 どうして、生物にはオスとメスという性があるのだろう。 バラエティに富んだ子孫を産むために 38億年前に