カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業を巡る汚職事件の贈賄罪で起訴された中国企業側に対し、虚偽証言の報酬として現金供与の申し込みをした組織犯罪処罰法違反(証人等買収)の疑いがあるとして、東京地検特捜部は衆院議員秋元司被告(48)=収賄罪で起訴=の立件を視野に近く取り調べる方針を固めた。関係者への取材で19日分かった。 秋元被告は昨年12月に自民党を離党し現在無所属。IR汚職事件での起訴後、2月に保釈され議員活動を再開していた。特捜部は今月4日、証人買収事件で会社役員淡路明人容疑者(54)=東京都港区=ら3人を逮捕、秋元被告の関与が焦点となっていた。