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2016年12月13日夜、沖縄県名護市の沿岸にオスプレイが不時着し大破した。 ニュース等によれば、夜間空中給油訓練中に、給油機からの給油ホースが切れて、オスプレイのプロペラ(プロップ・ロータ)を破損したのが原因だという。 ただし、何らかの理由で切れたホースが当たったのか、プロペラに当たったことでホースが切れたのか、そのあたりははっきりしない。 いずれにしても、ホースが当たったことでプロペラが破損したことは確かなようだ。 さて、プロペラを破損したオスプレイはどうなるか。 通常の双発飛行機なら、破損したプロペラ側のエンジンを止めて、片発飛行で帰還すれば良い。 しかし、オスプレイの場合はそうは行かない。 オスプレイは、片方のプロペラを止めて飛行することができないのだ。 このあたりは以前のエントリ「オスプレイの安全性を考える – ハザード検討の一例」に詳しく書いた。 すなわち、今回の事故は、通常の
伊計島では去年1月にもヘリが不時着しています。アメリカ軍のヘリによる事故やトラブルは去年1年だけでもこれだけ発生しているのですが、なぜ事故の再発が止まらないのでしょうか。 おとといの夕方、伊計島では、複数の住人が、異常な音を立てて飛行するヘリの音を聞いていました。 目撃男性「普通のヘリの飛んでる状態じゃないもんだから、あれおかしいよ、おかしいよって」 玉城正則自治会長「やっぱり音が異常なんですよ、バリバリバリバリ、エンジンがすれる音」 アメリカ軍のヘリが不時着したのは、島の東の海に面した砂浜。集落まではわずか100mほどしか離れていませんでした。 目撃夫婦・夫「すぐそこでヘリが不時着するなんて、本当に怖いことです」 満潮時の波打ち際からわずか数mの場所に着陸した機体は、その日のうちに分解が始まり、回転翼も全て取り外されました。伊計島では、去年1月にもアメリカ軍のヘリが不時着するトラブルがあ
牧草地に不時着し、炎上する米軍のCH53ヘリ=10月11日午後(西銘晃さん提供) 【東】沖縄県東村高江の米軍ヘリ不時着・炎上事故で、在沖米軍は15日、事故現場となった牧草地地主の西銘晃さん(64)に感謝状を贈った。米軍から事前の説明はなく、突然の感謝状に西銘さんは「あきれて物が言えない。我慢してくれたから感謝状なのか。何か自分から協力したわけでない。何に対する感謝状なのか」と話し、困惑している。 西銘さんによると、村長、区長と一緒に北中城村の米軍キャンプ瑞慶覧に同日来てほしいと、村役場を通じ招かれていたが、西銘さんは多忙を理由に断っていた。この時は「食事会」との説明だったという。 米軍側から15日午前9時ごろ「北部訓練場への通りすがりに寄りたい」と電話があった。その際は理由を言っていなかった。約30分後に米海兵隊政務外交部長のダリン・クラーク大佐が西銘さん宅を訪れ、ニコルソン在沖四軍調整官
沖縄県東村高江での米軍ヘリ炎上事故を受け、県が抗議のため在沖縄米軍トップのニコルソン四軍調整官(中将)を県庁に呼び出しているが、米軍側が応じない状態が続いている。米軍は「大きな被害が出た訳ではない」と難色を示しているという。
先月、アメリカで海兵隊の新型輸送機オスプレイが訓練中、着陸に失敗した事故について、海兵隊は、機体の損害が大きく修復が不可能だとして、4段階の評価基準で最も深刻な事故に認定するとともに事故原因の特定を急いでいます。 この事故は先月26日、アメリカ西部のネバダ州で海兵隊の新型輸送機オスプレイが着陸に失敗し、機体から火が出たもので、乗組員4人にけがはありませんでした。 事故機が所属するカリフォルニア州の海兵隊ミラマー基地は3日、機体が着陸の際、強い衝撃を受けるとともに、燃えたことなどから修復が不可能であると判断し、今回の事故を最も深刻な「クラスA」に認定したと発表しました。 アメリカ軍では航空機などの事故を損害の度合いに応じて4段階に分類していて、最も深刻な「クラスA」は機体が大きく壊れたり、損害額が200万ドル(日本円でおよそ2億円)を超えたりした場合に適用されます。 海兵隊では、飛行データを
基地がある市町村の首長らが集まった会議の場で、沖縄県幹部(右上)が事故の第一報を伝えた。厳しい表情を浮かべる仲井真弘多知事(右下)=5日午後5時8分、沖縄県宜野湾市 沖縄で米軍のヘリコプターがまた墜落した。新型輸送機オスプレイの追加配備が進むさなかだ。米軍基地が集中するゆえに、沖縄に折り重なる危険と負担。米軍普天間飛行場の県内移設を進めたい日米両政府は事態の収拾を急ぐが、地元の憤りは収まらない。 【奥村智司】事故の情報が伝えられたのは、県や基地を抱える市町村でつくる「県軍用地転用促進・基地問題協議会」の年次総会が宜野湾市で開かれていたときだった。 オスプレイの普天間飛行場への追加配備が進むさなかの事故。県の又吉進・知事公室長は「米軍基地が多く、事故にさらされる可能性が高い。その沖縄の現実があらためて示された」と厳しい表情で話した。 続きを読む関連リンク沖縄で米軍ヘリ墜落、炎上 キャン
在沖米海兵隊のトゥルーアクス政務外交部長は6日、オスプレイについて「日本の交通事故の確率よりもオスプレイの方が低い」と発言しました。 嘉手納町議会の代表がキャンプ瑞慶覧(沖縄県北中城村)を訪れ、先に可決した抗議決議を渡して抗議するなかでの発言です。 オスプレイの配備撤回・即時撤去や嘉手納基地への飛来禁止、普天間基地の即時閉鎖・無条件返還を求めた町議会メンバーに、トゥルーアクス部長は「嘉手納基地は従来から利用しているのでオスプレイも利用する」「オスプレイは非常に優秀な航空機で、固定翼の飛行はそんなに大きな音ではない。夜中のオートバイの騒音よりも低い」と断言しました。 田仲康栄・基地対策委員長(日本共産党)が、直ちに「いったん事故が起きれば大惨事となる航空機事故と、地上での交通事故を同列に論じてオスプレイの安全性を語るのは大問題だ」と抗議。 同部長は「100%安全というものはない。日本の交通事
米軍実弾演習に起因する原野火災が発生。午後1時~6時、約5時間にわたって燃え続ける。消火ヘリ2機で消火活動を行なう。
社会 渡名喜沖で誤爆か 米軍、訓練域外に2012年9月8日 Tweet 米軍の爆弾とみられる部品が発見された場所 6日午後、渡名喜島の沖合約400〜500メートルの地点で爆弾とみられる複数の物体が約100メートル四方に飛散しているのを住民が発見し、役場に届け出た。 発見場所は米軍の訓練水域外とみられ、物体には「MK82 FIN」の文字が確認できたほか、海域近くには直径約2メートルの穴もあり、米軍が使用する低抵抗通常爆弾MK82(227キロ)の可能性もある。近くには入砂島(米軍出砂島射爆撃場)があり、上原昇村長は「演習区域外の完全な誤爆ではないか」と指摘している。(33面に関連) 見つかった部品の一部には「MAU169H/B」と書かれており、落下式爆弾に装着し、爆弾を誘導弾化する部品の可能性がある。米海軍の航空部門を表す「NAV AIR」の文字も確認でき、海軍の航空機による投下とみられる
政治 オスプレイ「模擬操縦」不備 訓練実効性に疑問2012年9月1日 Tweet 米国防総省が30日に公表した米フロリダ州での垂直離着陸輸送機オスプレイの墜落事故の報告書は、模擬操縦装置(シミュレーター)が事故に結び付いた状況を再現できない事態が起きていたことを明らかにした。米軍が普天間飛行場へのオスプレイ配備に向け公表した環境審査(レビュー)書は、同飛行場での全体的な運用が配備前から11%減少するとし、その理由の一つに模擬操縦装置の使用を増やすことを挙げている。同装置への依存が増す中、今後も模擬操縦装置が機能せず、米軍が想定し得ない事態が起こる可能性がある。 オスプレイの安全性について、エンジン停止時に回転翼機が降下する気流で回転翼を自動回転(オートローテーション)させ安全に着陸する能力の欠如が指摘されている。だが、海兵隊は沖縄でのオスプレイ運用で、エンジンが停止した場合の緊急着陸を
オスプレイ沖縄配備 防衛省分析評価 「人為的ミス」はまやかし2012年8月29日 Tweet 果たしてこれで機体に問題はなく、人為的ミスだと言えるのだろうか。米側から提供を受けたモロッコでの垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの墜落事故の調査報告書について、防衛省などが分析評価した報告書が公表された。 「副操縦士の人的要因が大きく、機体自体に要因が認められない」と結論付けているが、飛行マニュアルの記載不足や離着陸時にコンピューター制御が作動しないことも判明しており、事故が人的要因で片付けられないことは明らかだ。 今回の事故は副操縦士が離陸に回避すべきとされている追い風の中に機体を置き、十分な速度のないまま回転翼を規則で禁止されている以上の角度で前方に傾けたことが墜落要因とされている。 しかし米軍の報告書では「飛行マニュアル内に追い風の中での離陸から巡航への移行に関する参照事項をほとん
社説 オスプレイ情報戦 配備ありきで納得できない2012年8月25日 Tweet 米軍と海兵隊の幹部が最近、インタビューなどに応じ、10月に普天間飛行場での本格運用を目指している垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの安全性を強調している。 デンプシー統合参謀本部議長は「人口の多い地域の近くでも安全運用できると保証したい」と強調し、エイモス米海兵隊総司令官は「事故率は他機種と比べても低い」と述べた。根拠をまともに示さず、何と厚かましい発言だろう。 さらにグラッグ在沖米四軍調整官は共同通信のインタビューに対し、死者や200万ドル以上の損害が出た「クラスA」の10万飛行時間当たりの事故率でオスプレイがほかの米軍機と比べて低い部類に入ると指摘し「最も安全な航空機を開発できた」と胸を張った。 しかし事故率が低いという主張はすでに破綻している。海兵隊が今月公表したMV22の2001年10月から1
琉球新報が7月12日付けの記事で、オスプレイのドライブシャフトの問題について報じました。 元海兵隊で軍事評論家のカールトン・メイヤー氏は自身のサイトで「両翼の角度を転換させる際に過度の振動が発生し、シャフトを破損させることがある」と指摘。ドライブシャフトの不具合がオスプレイなど垂直離着陸機特有の問題だとの見方を示している。 メイヤー氏のサイトは見つかりましたが、そこにこの原文が載っているのかは分かりませんでした(サイトはこちら)。しかし、別のサイトにメイヤー氏の意見が載っているのを見つけました(サイトはこちら)。 この中で、ドライブシャフトは過度の振動と騒音を引き起こし、パイロットに高い作業負担を負わせるとメイヤー氏は書いています。ある事故はシャフトから尾部ローター(原文のまま。「尾部」は誤記と思われます)への機能不全の結果として起こりました。さらに、翼(固定翼と回転翼のどちらかは分かりま
沖縄への配備が予定されている最新型輸送機「オスプレイ」について、アメリカ国防総省の性能評価に当たった専門家がNHKのインタビューに応じ、オスプレイの操縦では、小さなミスが重大な事故につながる可能性をはらんでいると指摘しました。 NHKのインタビューに応じたのは、国防総省の関係機関である国防分析研究所でオスプレイの性能に関する分析を行い、2003年に評価書をまとめたレックス・リボロ元分析官です。 リボロ氏は、オスプレイが近く沖縄の普天間基地に配備されることについて、「沖縄の空港周辺を飛行しているかぎりは、現在、普天間基地で運用されているヘリコプターより安全だ」との見方を示しました。 そのうえでリボロ氏は、「通常の航空機と異なり、オスプレイの場合は、パイロットの小さなミスが大事故という結果をもたらすことは当初から明らかだった。特に戦場で使用された場合に事故が懸念される」と述べ、オスプレイの操縦
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