ロシア軍の攻勢が続くウクライナ南東部のマリウポリで、ロシア軍が何らかの有毒物質を使用し、市民らが呼吸不全に陥っていると地元当局が明らかにしました。 マリウポリ市議会によりますと、11日、ロシア軍がウクライナ軍や市民らに対し何らかの有毒物質を使用し、市民らが呼吸不全に陥っているということです。 在トルコ・ウクライナ大使館は、有毒物質はドローンから投下されたと発表しています。 ロシア軍が化学兵器を使用した可能性があります。 また、マリウポリの市長はAP通信の取材に応じ「街の通りには遺体が、じゅうたんのように敷き詰められている」と惨状を訴え、全体の死者数は2万人を超えるおそれがあるとしています。