~キリスト教会は原発推進にはっきり『否』と発言するべき~ またしばしば国内外キリスト教会で議論される問題でもある教会の政治問題への関わりについて、内藤氏は「今こそ教会が原発推進にはっきり『否』と発言するべきであると思う」とのスタンスを明確に表明した。各教団・教派、キリスト教団体などの責任ある立場の人たちは、声明や対政府要望によっても態度を明らかにし、国内国外の教会・市民との連携の輪を広げ、国際的な原発廃止のネットワークをつくることに貢献すべきであると呼びかけている。 内藤氏は著書「キリスト者として"原発"をどう考えるか」において、なぜ教会では原発問題が語られないのかについて「身近な人に電力会社に勤めている人がいるかもしれないという心配を感じる」こと、「かなり狭い範囲の内容について議論が避けられない気がするからで、自分がどのような意見を言ったのか後々の影響を恐れてのことではないか」と指摘して