県民大会決議/差別と犠牲の連鎖断とう 沖縄の正当性は自明だ2012年9月10日 Tweet 続々と会場に向かう人の波を見て、沖縄の人々の良識を思った。オスプレイ配備に反対する宜野湾市での県民大会に10万1千人(主催者発表)が参加した。一文の得にもならないけれど、貴重な時間を投じ、公のために動く人々がこれほど大勢いる。われわれはそれを誇りに思っていい。 それに引き替え、「配備は米政府の方針で、日本がどうしろこうしろという話ではない」(野田佳彦首相)という国家トップの発言の、何と軽いことか。住民の命を守る責任も、国の主権も放棄するこの政府にもはや当事者能力はない。沖縄が主体的に解決したい。 生けにえのごとく それにしても、「差別」や「犠牲」を強要されているという認識が、これほど繰り返された大会はかつてなかった。 大会で共同代表の平良菊・県婦人連合会会長は「沖縄の心を、子どもを犠牲にし