韓国の大統領選の結果をうけて、特に書いておきたいことがある。 それは、日本と韓国の新政権の誕生によって、日本国内の朝鮮学校が、かつてない程の窮地に立つだろうということである。 民主党政権下においても、排除と迫害・圧迫にさらされていた全国の朝鮮学校は、安倍政権の下ではさらに過酷な状況に遭遇するのは避け難いと思える(大阪のような首長と与党が居るところではなおさらである。)。 また韓国の新政権は、朝鮮学校の存在に対して好意的であるはずはないので、少なくとも自分たちの勢力下に置こうとしてさまざまな圧力をかけてくることが考えられる。だがもっと大きな可能性は、これをすっかり切り捨ててしまうことだろう。 いずれにせよ、朝鮮学校の存在を容認するような政治的条件は、ほとんど無くなりつつある。 朝鮮学校は朝鮮本国からは独立した存在であるとはいえ、日本と朝鮮民主主義人民共和国との間にまともな関係が形成されていれ