今年の夏の暑さは異常だ……と思っていたら、熱中症になってしまったライターの嶺竜一氏(43歳)が、本当の危険性を、実体験をもとに語る――。 孤独死で一番多いのは熱中症 5年ぶりに最高気温40度を記録。日本列島が文字通りの猛暑に襲われている。7月12日~18日までの1週間で1万人以上が熱中症の症状を訴えて病院に救急搬送され、治療を受けているという。 そして、この40度に近い猛暑が7月いっぱい続く見込みだというから、恐怖である。 筆者がかつて取材した特殊清掃業者(腐敗した遺体及び室内を掃除・リフォームする業者)の話で印象に残っているのは、孤独死で清掃の仕事に呼ばれるケースで最も多いのが、熱中症だということだ。 夏の夜、ベッドや布団の上で熱中症にかかり、動けなくなり、そのまま人知れず息をひきとる。あがいた様子もなく、寝た姿勢のまま腐敗しているケースが多いのだという。 真夏の遺体は数日で腐食し、皮膚
心臓病の予防と啓発のための冊子を多く発行しています。 バックナンバーをPDF版にして掲載していますので、ぜひご利用ください。 『銃弾よりも多くの命を奪った脚気心』 川田志明(慶應義塾大学名誉教授、山中湖クリニック理事長) 江戸期から明治時代にかけて、脚気(かっけ)が国民病として蔓延し多くの死者を出しました。上下身分の差はなく、将軍や天皇から一般庶民に至るまで脚気に罹ったのですが、とくに都会に出てくらす若者に流行し、足の浮腫やシビレ、知覚異常などがみられることから「江戸煩(わずら)い」、「大阪腫(ば)れ」などと恐れられたものでした。 いずれも白米を主食にしたことでビタミンB1が欠乏して脚気が起こったものですが、外地に派遣された軍隊ではさらに高率に発生し、敵の銃弾に散った戦死者の数よりも脚気心による病死者の方が遥かに多かったというから驚きです。その後はビタミンの発見もあって脚気も影を潜めたかに
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