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そして、3人目がオースン・スコット・カード。 ただ、カードについては先の二人とはちょっと事情が異なっておりまして。 もちろん「無伴奏ソナタ」みたいな短編集や、「消えた少年たち」のような長編も面白いんですが、実のところしんざきが好きなカード小説は、ある一つのシリーズに偏っているのです。偏愛中の偏在です。 それは、「エンダーのゲーム」から始まる、いわゆる「エンダーシリーズ」。 その中でも特に二作目、「死者の代弁者」については名作中の名作と言ってしまってなんら過言ではない素晴らしい一作でして、SFとして読んでも、ミステリーとして読んでも、ヒューマンドラマとして読んでも、群像劇として読んでも、頭の先からつま先まで1ミリの隙もなく何から何まで面白いという傑作SFなのです。 正直「死者の代弁者」についてはどれほどハードルを上げても上げすぎということはないだろうと私は思っているのですが、しかしただ一つ注
『機動戦士ガンダム』の放送が始まった1979年から数えて、2019年は40周年の節目の年だった。ガンダムシリーズの生みの親として知られる富野由悠季氏(78歳)はいま、昨年11月末から全5部構成で上映が始まった、最新作『Gのレコンギスタ』(以下『G-レコ』と表記)劇場版制作の真っただ中だ。 昨年末、富野監督が多忙をぬってインタビューに応じてくれた。筆者は子どもの時から富野監督の作品の大ファンで、「技術と戦争」に関する研究をするようになってから、監督が描き続けている「戦争と人間」「技術をどうとらえるのか」というテーマについて、いつかお話を伺いたいと思っていた。 インタビューは2時間にわたった。『G-レコ』で描こうとしたものの本質から、技術論、環境問題、GAFAへの違和感、日本という国が目指すべき道まで、富野監督のイマジネーションは広大無辺の宇宙のごとく展開し、聞くものを圧倒するが、いずれも一貫
池上彰さんの新連載、スタートです。池上さんが、さまざまな分野の学者・研究者を訪ねて、日本と世界が直面するさまざまな問題を、各界を代表するプロの「学問の目」でとらえなおす。いわば、大人の大学、それがこのシリーズです。 第1回でご登場いただくのは、東京大学で歴史学の教鞭をとる加藤陽子教授。加藤先生は、以前も日経ビジネスオンラインにご登場いただき、ベストセラーとなったご著書『それでも日本人は戦争を選んだ』をテキストに、なぜ日本人が負けるとわかっていた第二次世界大戦に突入したかを検証しました。 いま加藤先生にお話をおうかがいする理由。それは、東京電力福島第1原子力発電所の事故で明らかになったように、日本の原子力発電にまつわる行政、政治、企業、地域社会、そしてメディアの行動パターンがおそろしいほど、第二次世界大戦のときのそれとそっくりだったからです。 日本人はどうして同じ過ちを繰り返すのか? どうす
military.comが長期化するアルカイダとの戦いについて書いています。現在、アフガニスタンにいる兵士は、同時多発テロが起きた時に、まだ子供でした。 現在、アフガンで軍務につく20歳の海兵隊員、ジェイコブ・アダム伍長勤務上等兵(Lance Cpl. Jacob Adams)は、旅客機が世界貿易センタービルに突入したときに小学5年生でした。彼の両親はその日早くに彼を学校から連れ帰りました。アフガンとイラクに初期の侵攻を担った多くの男女は、すでに軍を去り、彼らの人生を歩んでいます。 アダムは7月にアフガンに派遣された第9海兵連隊第2大隊と共に最初の戦闘派遣の中にいます。彼は「タイフーン4」と呼ばれる荒れた前哨基地にいて、綿、トウモロコシ、大麻、ケシなどの畑をパトロールします。マルジャには舗装道路と電気がありません。爆弾が沢山隠されています。 同じ部隊のマイケル・チャテル伍長勤務上等兵(La
パプアニューギニア・マウントハーゲン(Mount Hagen)で、儀式用の装飾を施された男の子(2007年8月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD 【12月1日 AFP】パプアニューギニア東部のオカパ(Okapa)地区の女性たちが、1986年から20年来続く部族間戦争を根絶しようと、男の子が生まれたらひそかに殺す習慣を10年前から行っていたことが明らかになった。豪ナショナル(National)紙が報じた。 同紙によると、同地区のギミ(Gimi)では、長きにわたる部族間戦争で男手が減り、多くの女たちが育児もままならない状況にあるが、前週ゴロカ(Goroka)で行われた平和と和解のための集会で、2人の女性が「赤ちゃん殺し」を告白した。 女性たちの話では、戦士となる男の子が生まれなければ、戦争に参加する男の数が減り、部族戦争そのものがなくなるとの考えから、村の
思いは言葉に。 はてなブログは、あなたの思いや考えを残したり、 さまざまな人が綴った多様な価値観に触れたりできる場所です。
植民地の問題 作者: J.‐P.サルトル,Jean‐Paul Sartre,多田道太郎,鈴木道彦,浦野衣子,渡辺淳,海老坂武,加藤晴久出版社/メーカー: 人文書院発売日: 2000/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 17回この商品を含むブログ (3件) を見る おそらく、サルトルの数多い著作の中でも、日本でもっとも広く読まれてきたもののひとつだと思うが、そのなかから、ここでは「ヴェトナム戦争犯罪国際法廷」いわゆる「ラッセル法廷」に関連する文章のひとつ、「ジェノサイド」の一節をとりあげる。 同法廷で議長を務めたサルトルは、この文章で、アメリカによるヴェトナムでの軍事行動が「ジェノサイド」と呼ばれるべきものであることを論証していく。 この論証の全体は鬼気迫るものだが、私がもっとも関心をひかれたのは、ヴェトナムに送り込まれて残虐行為を行うアメリカ兵たちについて述べられた箇所である。
【ベルリン=金井和之】第2次大戦末期の空爆で街が廃虚と化したドイツ・ドレスデンの大空襲から65年となる13日、市内で追悼集会が開かれた。極右(ネオナチ)がデモ行進を計画したため、市民グループらが体をはった「人間の鎖」で対抗した。 極右は新市街にある駅周辺などに数千人が集結。エルベ川を挟んだ対岸にある、空襲後に再建されたフラウエン(聖母)教会などに向けてデモ行進を開始。これに対し、追悼のため教会周辺に集まっていた1万人以上の市民らは手をつなぐなどした。 両者の衝突を避けるため数千人の警察官が極右を阻んだため、極右の一部は市内で火をつけたり、車を倒したりして暴徒化。左派グループなどとも小競り合いが起き、警官15人を含む27人が負傷、約30人が拘束されたという。 ドレスデン大空襲では8割以上の建物ががれきとなり、3万人以上の市民が死亡したと言われる。極右は「爆弾によるホロコースト」と位置づ
military.comによれば、女性の退役軍人がホームレスになる事例が増えています。 元陸軍のマーガレット・オーティズ二等兵(Pvt. Margaret Ortiz)は、イラクを去るときに15,000ドルを持っていましたが、酒とコカインに使ってしまいました。非営利団体が運営する女性の退役軍人のホームレス用のプログラムを見つけるまで、彼女はサンディエゴの海岸やらんちき騒ぎの夜のあとで見つけた場所で眠りました。酒と薬は、イラクでの6ヶ月間、宿舎に対する攻撃や同僚の兵士からのセクシャルハラスメントを忘れさせてくれず、フラッシュバックと意識喪失をもたらしました。彼女は自殺も試みました。過去十年間で女性退役軍人は倍増し、毎晩、6,500人がホームレス状態で、これは退役軍人のホームレス全体の5%にあたります。彼女たちは幼少期や軍隊での性的なトラウマと戦っているといいます。オーティズは幼少期のトラウマ
military.comによれば、米陸軍の今年の自殺数は昨年を超えることが明らかですが、そのペースは下落しています。 ピーター・キアレッリ陸軍参謀次長(Army Vice Chief of Staff General Peter Chiarelli)は、140人の現役兵が自傷行為によって死亡し、これは2008年に確認された数と同じだと述べました。キアレッリ参謀次長は、今年1月と2月の莫大な数に比べると、ここ数ヶ月は先細りになっていると指摘しました。ケンタッキー州のフォート・キャンベル基地では、今年18人の自殺者がありましたが、そのうち11人は最初の4ヶ月間に起きています。ハワイのスコフィールド兵舎では7人が自殺しており、そのうち5人は最初の5ヶ月間に自殺し、それ以降は2人だけです。陸軍は3月に自殺防止プログラムを、10月1日には、包括的な兵士のフィットネスプログラムも開始しました。陸軍の自
military.comがPTSD(心的外傷後ストレス障害)を負った帰還兵が仕事を得るために苦労している状況を報じました。 ノースロップ・グラマン社で働く、記憶障害を持つイラク帰還兵のリチャード・マーティン氏はMBA(経営学修士)の資格を持っていますが、PTSDと脳障害によって仕事を失うことを恐れています。彼は机の前に付箋を貼り、ヘッドホンで集中力が分散しないようにする工夫をしています。マーティン氏は幸運です。雇用者は「目に見えない傷」を持つ元兵士を雇う術を知らず、仕事ができないのではないかとか、ある日突然にキレるのではないかと心配しています。(文末の註釈も参照のこと) 陸軍負傷兵プログラム(The Army's Wounded Warrior Program)は、こうした傷痍軍人が仕事を見つけるのを手助けする仕事をしており、運営を開始した昨年以降、約90人の元兵士の就職を実現しました。負
今回は、イラク、アフガニスタンなど海外戦地から帰還した州兵たちの社会復帰問題を扱った著作『As You Were: To War and Back with the Black Hawk Battalion of the Virginia National Guard』の抜粋が掲載されたワシントンポスト紙記事を以下に翻訳。 2009年5月時点で、米国の失業率は9.2%になるという。 クレイグ・ルイスは長い間職場を離れていたので、フルバンナ郡高校の受付にやって来た時、受付の女性は訝しげに顔を上げた。 「何か御用ですか?」彼女は尋ねた。 うつろな表情で少しの間相手を観察してから、突然、何かに気づいたように目をまるくした。 「あなた、帰ってきたのね!」溢れんばかりの笑顔で彼女は言った。 「帰還しました。」そう言うルイスの髪は、陸軍規定の五分刈りのままだった。 笑顔を作ってはみたものの、このレンガ
イラク戦争がはじまった直後の2003年だから、かなり前のことになる。私は萬晩法に「国際刑事裁判所と政治家の老後の過ごし方」を書いた。 http://www.yorozubp.com/0303/030325.htm 当時書いた第一の理由は、ブッシュ米大統領(現)とブレア英首相(当時)が嘘をつきまくってイラク攻撃をはじめたこと。第二の理由は、当時オランダのハーグに設置された国際刑事裁判所(ICC)がその活動を開始したこと。第三の理由は、東京裁判も(ニュールンベルク裁判と同じように)国際社会での刑法運用の発展に大きな貢献をしたのに、日本が国際刑事裁判所設置のためのローマ条約(1998年)に調印していなかったことで、私には残念に思われた。(さいわい、2007年から日本も加盟しているだけでなく裁判官まで派遣している。) 「国際刑事裁判所と政治家の老後の過ごし方」のなかで、私は、ピノチェト元チリ大統領
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