ドイツ北部ブレーメン州で22日、州議会選挙があった。「脱原発」の追い風に乗る緑の党が、メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)を初めて得票率で上回り、第2党になる見通し。第1党は社会民主党(SPD)。同州で連立を組むSPDと緑の党の政権枠組みが維持される。 23日未明の州選管の推計によると、緑の党の得票率は22.5%で、前回より6ポイント伸ばした。CDUは5.5ポイント減の20.1%。SPDは1.9ポイント増の38.6%。メルケル政権の連立与党・自由民主党は2.4%で、議席獲得に必要な5%に達しなかった。