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に:日本とこ:考察とイデオロギーに関するdimitrygorodokのブックマーク (3)

  • 「ネット右翼」の道徳概念システム(4)

    『現代の理論』(明石書店)2008年新春号に掲載された拙稿の元原稿を、許可を得て公開します。一部の表現に違いはありますが論旨に変わりはありません。なお、執筆した2007年当時の情勢を念頭に置いて書かれたものであることをご承知おきください。 四 募金活動や(イラクでの)人質へのバッシング、「祭り」の対象となった人物への誹謗中傷や個人情報の暴露などは「ネットにおける道義心の欠如」の現われとして語られることもあるが、むしろ「ネット右翼」は過剰に道徳的であると言うことができる。募金活動への批判は「両親が自宅などの資産をまず処分すべき」といった主張を含んでいたし、イラク人質事件の際も政府の勧告を無視して危険地帯に渡航し、社会に「迷惑をかけた」ことが非難の対象となったのであった。 とはいえ、刑事事件については「被害者(遺族)の立場」を重んじることを主張しながら、従軍慰安婦問題に関しては被害者を「嘘つき

    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2015/02/10
    過剰に道徳的な心理は新しい物ではなく新約聖書のパリサイ人の描写にもみられるのではないかと。b:id:entry:238930017 /ただ問題の解決は問題の存在を認める所から始まるのであり、そこ避ける「強さ」は結局は欺瞞なのだ。
  • 「ネット右翼」の道徳概念システム(3)

    『現代の理論』(明石書店)2008年新春号に掲載された拙稿の元原稿を、許可を得て公開します。一部の表現に違いはありますが論旨に変わりはありません。なお、執筆した2007年当時の情勢を念頭に置いて書かれたものであることをご承知おきください。 三 前置きが長くなったが、ここで「ネット右翼」が特にどのようなトピックをめぐって活発に発言しているのかを見てみることにしよう。ただし、以下のリストは網羅的であることを目指してはいない。 (1)歴史認識・東アジア情勢 中国韓国北朝鮮に「特定アジア」という蔑称が用いられ、これら三国についての否定的な情報を虚実取り混ぜ消費、再生産している。戦争責任はもっぱら「特定アジア」が言い立てているというのが彼らの認識であり、それゆえ安倍前首相がアメリカの圧力によって「従軍慰安婦」についての自説を表向き撤回したことは「中国によるロビー活動の結果」であるといった陰謀論的

    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2015/02/09
    特徴を列挙しただけで非難されたと感じたのかいきりたつ人がいて、ああ彼らも自らの言動に関して内心は恥じ入る所があるのかな?と思ってしまった。
  • 「ネット右翼」の道徳概念システム(2)

    『現代の理論』(明石書店)2008年新春号に掲載された拙稿の元原稿を、許可を得て公開します。一部の表現に違いはありますが論旨に変わりはありません。なお、執筆した2007年当時の情勢を念頭に置いて書かれたものであることをご承知おきください。 二 ここではいわゆる「ネット右翼」を考察の対象とするわけであるが、その可能性と意義について予備的な考察が必要である。 というのも第一に、「ネット右翼」なる概念はネット上であまり評判がよくないからである。批判の第一点は、「ネット右翼」なるものは実体としては存在しない、というものである。ネット上の投稿は大部分が匿名で行なわれるものであり、その発言を現実の個々人へと結びつけることは実際的には不可能である。ネット上に右派的な発言が多数みられるからといってその背後に多数の右派が存在するとは言えず、まして右派組織があるとは言えない。ネット上で右派的な発言をする者が実

    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2015/02/06
    "ネット右翼が右翼「思想」の持ち主ではなく、手近なリソースとして右派論壇から思考の断片を借りているだけだとしても、なぜ右派的なガジェットが選択されるのか、という問題は依然として残るのである。"
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