【エディターズEye】「東京都平和祈念館」の亡霊 それこそ冷戦の「亡霊」のようなコラムですが。 東京都は「犠牲者を悼み、戦争体験を継承する」という目的で平和祈念館の建設計画を進めていた。ところがその展示は、日本が侵略したから「軍事都市・東京」が空襲を受けた−という空襲容認論に立っていた。 なにぶん展示計画を見ていないので推測に頼ることになりますが、「日本が侵略したから「軍事都市・東京」が空襲を受けた」は東京大空襲に至る経緯の説明であって、東京大空襲を「容認」するかどうかはまた別の問題です。まあ右派にとっては「日本が侵略した」という記述そのものがもう受け容れられないわけで、それ以外の理屈はどうでもいいのかもしれません。しかしネットで観察する限り、右派は他者のパースペクティヴを受け容れることと理解することを混同する(その結果、他者のパースペクティヴを理解することすら拒絶する)ことが少なくないの