「オウムの科学を解明せよ」。無差別テロ、地下鉄サリン事件の捜査で、こう命じられた元科学捜査官が、事件から26年となる中、捜査の秘話を明かしました。サリンの生成に関わった元死刑囚との間で“化学式の対話”が行われ、捜査が進められていたことが分かりました。 取材に応じたのは、元・警視庁科学捜査官で、医学博士の服藤恵三さんです。 平成7年3月20日に起きた地下鉄サリン事件では、14人が死亡、およそ6300人が被害に遭いました。 当日の朝、服藤さんは、地下鉄にまかれた液体をサリンと鑑定しますが、その後、押収された実験ノートを分析したことで事件捜査に関わるようになりました。 ノートには、サリンを示すとみられる「サッチャン」という表記や、物質の沸点や融点、凝固点の測定値が記されていました。 数値は文献に記されたものとほぼ一致し、サリンを作っていることをうかがわせるものでした。 「オウムの科学を解明せよ」
香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)さん(22)について、その守護霊が自衛隊派遣を希望していると、幸福実現党が広報紙で紹介した。これを受けて、中国国内のネット上などで本人による直接の発言として拡散している。 これに対し、アグネスさんは、そんな発言はしていないとツイッターで同党に削除・訂正を求めている。同党は、公式サイトで謝罪したうえ、守護霊を強調する表現に改めた。 翻訳され中国ネット拡散...非難相次ぐ 「自衛隊を派遣して香港の自由を守れ」。広報紙「幸福実現NEWS」の2019年9月4日付特別号では、こんなタイトルで、宗教団体「幸福の科学」創始者で同党総裁の大川隆法氏の「霊言」を紹介した。 それによると、大川氏は、中国の習近平国家主席とアグネスさんの本音を探ったとし、アグネスさんについて、その守護霊が「できたら香港独立まで持っていきたい」と語ったとした。さらに、守護霊は、死ぬことで正
女性の就業率と安藤美姫選手の出産をめぐる騒動 安藤美姫選手の出産公表に我が身を重ね、悩む女性たちがいる。子どもはほしい。でも、とてもじゃないけど安心して産めません。 安藤選手のフェイスブックに先月初め、「管理人」のコメントが投稿された。「目に余る表現・内容のコメントは予告なく削除することがあります」。だが今も「一流アスリートとしてあるまじき行為」といった非難の書き込みが残る。 週刊文春は先月、公式サイトで「まだ結婚しておらず、父親が誰かも明かさないことへの疑問や、子育ても競技も中途半端になるのではないかなどの批判」があるとして「安藤選手の出産を支持しますか?」との緊急アンケートを呼びかけた。だが、抗議や批判が続出し、中止になった。 女性の人権問題に詳しい伊藤和子弁護士は「こんな集団マタハラがまかり通る社会では女性の活躍はのぞめない」という。マタハラは、マタニティー・ハラスメントの略
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