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ひ:批評とし:思想に関するdimitrygorodokのブックマーク (4)

  • 宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで

    社会学者・宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の『宮台真司の月刊映画時評』などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、書籍化した映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』が、リアルサウンド運営元のblueprintより刊行された。同書では、『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。 このたびリアルサウンド映画部では、著書の宮台真司にインタビューを行った。前作『正義から享楽へ』発表直後に誕生した米トランプ政権に対する評価から、「存在論的転回の再考」に至った学問的経緯、さらに映画批評へと格復帰を果たすまでの思想的変遷につ

    宮台真司インタビュー:『崩壊を加速させよ』で映画批評の新たな試みに至るまで
  • 国家/内戦/シン・ゴジラ - 過ぎ去ろうとしない過去

    地の上にはこれと並ぶものなく、これは恐れのない者に造られた ――ヨブ記41.33 近代国家を聖書に出てくる大怪獣リヴァイアサンに喩えたのはホッブズであった。ホッブズによれば、人間の自然状態は万人の万人に対する闘争であり、そこに安息は無い。従って人間たちは自らの権利を国家へと委譲する契約を結び、国家の保護を得る。保護と服従の関係が、国家と国民の関係を規定する。国家はその領域において唯一の主権的共同体である。 カール・シュミットは、『政治的なものの概念』において、国際社会を複数のリヴァイアサンが競合する多元的な空間として考えている。国際間においては、国家の国民に対する保護は、他の国家からの保護でもある。むしろ国民は他の国民に対抗するために国家をつくる。国民の結集は、「政治的なもの」によって行われる。つまり、友と敵の存在論的な区別によって行われる。国家の主権者は、政治の概念に即して、国家の敵を正

    国家/内戦/シン・ゴジラ - 過ぎ去ろうとしない過去
  • アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と清算主義

    『電気と工事』2013年7月号の元原稿 清算主義という言葉をご存じだろうか? 清算主義はあまり一般には聞かない言葉かもしれない。この清算主義を簡単にいうと、経済の成長や発展は、資源を無駄に利用しないことによってもたらされる。これを「効率的利用」と経済学者は表現する。そのために社会に非効率的な資源の利用があればそれを除去しなくてはいけない。簡単な言葉で書けば、ムダをなくせばなくすだけ経済は発展すると考えている。この清算主義を実行するためには、政府の介入は必要ない。たいていは政府の介入は効率的利用の促進をかえって妨害してしまう。かならず市場の自律的な淘汰の力で行うべきである、という主義である。 経済学歴史では、第二次世界大戦前の経済学者の多くがそのような清算主義の立場であった。例えば、アメリカの大恐慌期に、大不況で失業や企業の倒産が相次いでも、清算主義者はそれを非効率的資源(無駄な人員や経営

    アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』と清算主義
  • 『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を惑わせる3つの「原作」

    映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 【ネタバレ注意】 その惹句を目にしたとき、作り手の並々ならぬ想いを感じた。 それは、どこまでをヤマトと考えるのか、という大問題だ。 「必ず、生きて還る。」 それが、『SPACE BATTLESHIP ヤマト』の宣伝に採用された惹句である。 この文言に接して、ヤマトファンは2つのことを連想するだろう。 1つは、『宇宙戦艦ヤマト』第1テレビシリーズ(1974年)の主題歌における次の一節だ。 必ずここへ 帰って来ると 手をふる人に 笑顔で答え そうだ、第1テレビシリーズは、帰ってくるためにはどんな困難をも乗り越える物語だった。 そして2つ目は、続編『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(1978年)の宣伝で流れた言葉。 「君は愛する人のた

    『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を惑わせる3つの「原作」
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/12/18
    GALACTICA路線に徹しきれずI Am Legend 的な蛇行をしてしまった、と。
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