トランプ政権の内幕を描いたとするアメリカの著名ジャーナリストの新たな本で、アメリカ軍がかつて対北朝鮮の作戦計画を再検討していた際、核兵器の使用の選択肢も含まれていた可能性があると指摘し、波紋が広がっています。 本では取材をもとにトランプ大統領が北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長と交わした親書の内容のほか、北朝鮮がミサイルを繰り返し発射していた2017年当時の政権内部の対応を描いています。 この中では、当時のマティス国防長官はトランプ大統領が北朝鮮に先制攻撃をするとは考えていなかったとする一方、アメリカ軍内部では北朝鮮の体制転換に向けた作戦計画の再検討と研究が、慎重に進められていたとしています。 そして「アメリカの報復攻撃には、核兵器80発の使用も含まれていた可能性がある」と指摘しています。 アメリカ軍は作戦計画を検討する際、さまざまな想定や選択肢を幅広く議論するとされていま