本日発売の週刊アスキー、町山智浩の連載「本当はこんな歌」では、エルトン・ジョンの「僕を救ったプリマドンナ」について書いています。 この邦題は誤訳で、実際は、「君というプリマドンナ気取りの女と無理やり結婚させられそうになっていたゲイの僕を止めてくれたシュガーベアというあだ名のゲイのヒゲクマさん」について歌っていたのでした。 2010年、テキサスに住むリンダ・ハノン(66歳)という女性が「エルトン・ジョンの元婚約者」としてマスコミに登場した。彼女はエルトンの75年のヒット・バラード「僕を救ったプリマドンナ」のプリマドンナだというのだ。 この報道をきっかけにいろいろ調べたら、この歌の邦題は完全な間違いだとわかった。 話は1967年に遡る。17歳の少年バーニー・トウピンは音楽雑誌NMEに載っていた「作詞家募集」の広告に応募して、新人歌手エルトン・ジョン(当時20歳)と出会った。二人は意気投合し、一