【ガザ住民虐殺につながるエジプトの壁建設を止めるために】 イスラエルによるガザ侵攻から一年を迎えた2009年12月、新たなガザ民衆虐殺作戦とも呼ぶべき動きが、今度はエジプトの側から進められていることを知り、私たちは大きな衝撃を受けています。 ガザの地下トンネルにおける密輸の防止と国境の管理権を口実に、エジプトがガザとの境界に遮断壁の建設を開始しました。「在英アラブ人権組織(Arab Organisation for Human Rights in UK)」が2009年12月21日に発表したレポートによれば、その壁は厚さ50センチ、高さ18メートルの鋼鉄の板で出来ており、ガザ地区とシナイ半島の軍事境界線となっている「フィラデルフィア・ロード(アラビア語の呼称はサラーフ=ッディーン)」に沿って、地下20~30mの深さまで埋め込まれます。全長10キロに及ぶ計画のうち、5.4キロの区間について、す