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ナショナリズムとし:書評に関するdimitrygorodokのブックマーク (3)

  • 名著69 「全体主義の起原」

    今年1月、全米でベストセラーを記録した一冊のがあります。ビジネス書や娯楽小説ではありません。第二次大戦後まもなく出版された「全体主義の起原」。ナチスドイツやスターリンによってもたらされた前代未聞の政治体制「全体主義」がどのようにして生まれたのかを、歴史をさかのぼって探求する極めて難解な名著です。大統領が進める強権的な政治手法、排外主義的な政策に反発した市民たちがこぞって買い求めたといわれています。この名著を執筆したのは、ハンナ・アーレント(1906-1975)。ナチスによる迫害を逃れてアメリカに亡命したユダヤ系ドイツ人の政治哲学者です。 1945年、廃墟となったドイツでは、ナチス支配の実態を物語る膨大な資料が続々と明らかにされ始めていました。多くの同胞を虐殺され、自らも亡命生活を余儀なくされたアーレントは、これらの資料に立ち向かい、ひとときも休むことなく「全体主義の起原」の執筆を続けまし

    名著69 「全体主義の起原」
  • 『近代天皇像の形成』 - Arisanのノート

    近代天皇像の形成 (岩波現代文庫) 作者: 安丸良夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/10/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (20件) を見る 安丸良夫氏の著作については、名著『日の近代化と民衆思想』に関して以前にこの記事を書いた。 http://d.hatena.ne.jp/Arisan/20120625/p1 書も、それに劣らない圧倒的な面白さである。 著者は学者として偉大だというだけでなく、現役の人の中ではあらゆる分野を通して屈指の書き手であろうと思う。ただその考え方には、僕自身は同意しかねる点が幾つかあるが。 著者の近代天皇制についての基的な見方は、最初の章の次のような箇所に集約されていると言えるだろう。 古い伝統の名において国民的アイデンティティを構成し国民国家としての統合を実現することは、近代国家の重要な特質のひとつ

    『近代天皇像の形成』 - Arisanのノート
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2013/06/12
    他民族を差別し、優越感に浸る事を欲する"欲望自然主義的な"社会・日本/その欲望を満たし、更に加速するブリキの勲章たる天皇
  • 小谷野敦「天皇制批判の常識」面白いよ! - ひじる日々

    天皇制批判の常識 (新書y) 作者: 小谷野敦出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2010/02/06メディア: 新書購入: 1人 クリック: 84回この商品を含むブログ (13件) を見る 「なぜ天皇制廃止論なのかと言えば、人は生まれによって差別されるべきではない、と考えているからである。」という明快な論理に貫かれた。 この明快な論理によって、天皇をめぐる日論壇の左右を問わぬグダグダぶり、不誠実ぶりが炙り出される。 私は小谷野氏とは「嫌いな知識人」の好み?が合うこともあって、たいへん面白く読んだ。ただ、章立てをもう少し細かく、例えば第一章と第三章はそれぞれ二分割した方がよかったと思う。 以下、内容をざっとたぐっていくと……。 国にとって都合がいいのは適度に左翼な人という事実。 天皇は君主であると同時に宗教でもある。 近代「天皇制」以前に「天皇制」はなかった。近世の日における天皇の認

    小谷野敦「天皇制批判の常識」面白いよ! - ひじる日々
    dimitrygorodok
    dimitrygorodok 2010/04/08
    『天皇と神道信仰を不可分と強弁しながら仏教を無視する論者のおかしさは、著者も指摘している。このあたり、小谷野敦はかなりセンスがよい。』<言われてみれば長らく神仏習合の歴史が有る訳で納得。
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