【ベラルーシの作家にノーベル文学賞】 スウェーデン・アカデミーは8日、2015年のノーベル文学賞を、旧ソ連を構成したベラルーシの作家、スベトラーナ・アレクシエービッチさん(67)に授与すると発表した。 授賞理由では「私たちの時代の人々の苦悩や勇気を、多くの聞き書きを通じて多層的に描き出した」などと評価した。アレクシエービッチさんはウクライナ生まれ。ベラルーシ大学を卒業後、ジャーナリスト、教師として活動した。ベラルーシの首都ミンスク在住。第二次大戦に従軍した女性や関係者を取材した第1作「戦争は女の顔をしていない」のほか、アフガニスタンを侵攻したソ連軍の帰還兵や家族の証言、チェルノブイリ原発事故に遭遇した人々を取材した作品などを発表している。アカデミーは「作品は人々の内なる声を注意深く重ね合わせたコラージュになっている。彼女は新たな文学のジャンルを発明した。彼女の作品を本棚から外したら、そこに
東京電力福島第1原発事故で避難指示を受けた被災者への精神的賠償を巡り、避難生活中に結婚した複数の女性への支給を「結婚で生活基盤が整った」として東電が打ち切ったことが同社などへの取材で分かった。文部科学省の審査会が賠償範囲を定めた中間指針にこうした規定はなく、賠償状況を監督する経済産業省資源エネルギー庁も「結婚や転勤で打ち切ることはない」と指摘、両省庁は実態把握の検討を始めた。 福島県双葉郡の計画的避難区域内の自宅から県中部の仮設住宅に避難していた30代女性と家族によると、女性は昨年10月に同県須賀川(すかがわ)市の男性と結婚し男性宅に転居した。同9〜11月分の精神的賠償を今年2月に請求した際、姓の変更に気付いた東電の窓口担当者が打ち切りを示唆。その後、東電本店から電話で「生活基盤が整った」ことを理由に、昨年11月以降の賠償打ち切りを通告されたという。 精神的賠償に関し、文科省の原子力損害賠
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