リストカット、オーバードーズ、貧困問題……さまざまな「生きづらさ」を取材、支援し続けてきた、作家、活動家の雨宮処凛(あまみや・かりん)さん。 今年の4月に出版された新刊『「女子」という呪い』(集英社クリエイティブ刊)では、初めて「ジェンダー問題」を真正面から扱い、この国で女性が生きることの困難さを浮き彫りにしています。 一方で、話題の著書『男が痴漢になる理由』(イーストプレス刊)で、男性の支配欲が引き起こす「痴漢」という病理について述べ、世間に衝撃を与えた神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳(さいとう・あきよし)さん。 おふたりに「日本社会に蔓延する“男尊女卑”」についてお話いただいた前編に続き、ここでは、その“男尊女卑”な世の中を、どうすれば変えていくことができるのか……その方法を探っていただきました。 前半の記事「”恐怖”という亡霊が生み出す過剰な攻撃性」はこちら ■子どもたちには、誰か