安住淳財務相が職員に出した省内での「禁酒令」が話題になっている。消費増税関連法案が26日に衆院を通過し、省内には「フーッとため息が聞こえるほどの安堵感が広がった」(関係者)。悲願の消費増税に王手がかかり、タガが緩んだと感じたのか。安住氏はその日のうちに「省内では酒を飲まないように」と異例の指示をした。酒だけではない。「白い歯も見せないように」。安住氏は笑顔の自粛も要
6月13日(ブルームバーグ):イタリアのモンティ首相は増税が裏目に出始める兆候を目の当たりにしている。 今月5日に公表された政府統計によると、イタリア経済がリセッション(景気後退)に陥りつつある中、ベルルスコーニ前首相が昨年9月に付加価値税(VAT)の税率を1ポイント引き上げて以来、同税の受取額は減少。4月末までの1年間の徴収額は2006年以降で最低に落ち込んだ。 財政目標の達成を目指すモンティ首相にとって、適切な赤字削減の組み合わせを見いだすことは、イタリアが欧州金融危機で最大の犠牲者になる事態を回避する上で極めて重要。欧州全般に財政緊縮策への反発が広がり、不況で社会保障費は増大しているだけに、モンティ首相は緊急にイタリア経済の競争力向上に取り組む必要に迫られている。 ハーバード大学のアルベルト・アレジーナ教授(政治経済学)は「この政府は増税し過ぎた」と述べ、「歳出を減らす方がはる
下記の本の著者であるアナトール・カレツキー(Anatole Kaletsky)がThe Browserに登場している(Mostly Economics経由)。 Capitalism 4.0: The Birth of a New Economy in the Aftermath of Crisis 作者: Anatole Kaletsky出版社/メーカー: PublicAffairs発売日: 2010/06/22メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 34回この商品を含むブログ (1件) を見る この本については例えばここに日本語の書評があるが、その「4.0」という意味を彼は以下のように説明している。 This crisis is going to be viewed as the fourth historic transition that capitalism has go
(2012年5月9日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) フランスとギリシャの選挙は我々に、緊縮疲れが広まったことを教えてくれている。これは驚くに当たらない。何しろ多くの国にとって、恐慌とデフレと絶望から抜け出す確かな出口が存在しないのだ。 ユーロという通貨同盟が通常の固定為替相場制だったとすれば、金本位制が1930年代に、ブレトンウッズ体制が1970年代に崩壊したように、制度崩壊を来すだろう。問題は、これが通貨同盟であるという事実が崩壊を遅らせる以上のことをするかどうか、だ。 オランド氏の双肩にかかる最後のチャンス 必要な変革をもたらす最後のチャンスは、新たにフランス大統領に選出されたフランソワ・オランド氏の双肩にかかっている。オランド氏は、自分の任務は欧州に「成長と繁栄の側面」を与えることだと話している。では、同氏はこの称賛すべき目的を果たせるのだろうか? 財政引き締めは、経済が縮小して
みなさん中央銀行について何かご存じですか? 「中央銀行ですよね。山梨県?」なるほど山梨中央銀行ってありますね。ほかのみなさん、どうですか?「あたし知ってます。偉い人が使う銀行です」 みなさんが使ってるんですよぉ。「使ってませ~ん」ほかにお答えはありますか?「お札刷っているところです」そうです。はい、この千円札をよく見て下さい。カメラさん寄って。日本銀行券って書いてありますよね。日本の中央銀行である日本銀行が刷ったからんです。「あ、ほんとだ。書いてある。知らなかった」そうなんです。「銀行ってお札刷るんですか?」いえいえ。「中央銀行だけはいいんですよね。でもなぜいいの?」いい質問ですね。では中央銀行ついてご説明いたしましょう。 中央銀行は英語でセントラバンクといいます。パネルを見てください。中央に英語で"Central bank"とありますね。そしてまわりに銀行があります。 「やっぱり偉いんじ
雑誌『電気と工事』に書いたエッセイの再録 まずお財布をだしてみよう。そして紙幣を広げてみる。おなじみの面々の顔や建物(守礼の門)があるだろうけど、その横に大きく「日本銀行券」とか「日本銀行」の文字があるだろう。この紙幣が日本銀行が発行したものであることがわかる。 さて実はこの事実を知るだけで、もう今回のテーマである、日本がなんでこんなに停滞しているかの答えがわかってしまう。とりあえずいまは頭の中に国内で流通するお札は日本銀行「だけ」が供給しているってことを覚えておこう。 日本が「失われた20年」だとか、あるいは「世界経済危機」だとかで、ず〜っと長期の停滞にはまっているのはみなさんも十分ご存じだろう。最近では、円高やデフレのせいで日本の企業も働く人たちの生活も大変な状況だ。いまの円高やデフレがどうして日本の経済にダメージを与えているかを簡単に説明してしまおう。 ところでよく新聞ではデフレとか
スティーブ・ワルドマンが、このエントリの後半で紹介した考察をさらに推し進めている。 We are in a depression, but not because we don’t know how to remedy the problem. We are in a depression because it is our revealed preference, as a polity, not to remedy the problem. We are choosing continued depression because we prefer it to the alternatives. Usually, economists are admirably catholic about the preferences of the objects they study. They
(英エコノミスト誌 2012年4月14日号) 世界中の国々がドイツから学ぶべきことと学ぶべきでないこと。 大半の先進国はドイツに魅了されている。硬化症に苦しむ欧州の真ん中にいながら、ドイツの1人当たり国内総生産(GDP)はこの10年間で先進7カ国(G7)のどの国よりも拡大した。 問題を抱えるユーロ圏の失業率が、単一通貨の誕生以来、最も高くなっている一方、ドイツでは、失業率が過去最低を記録している。 また、大半の先進国では、製造業の輸出が外国との競争で大打撃を受けているが、ドイツでは輸出産業が今も強力な成長の原動力となっている。フランスやスペイン、イタリア、英国の追い詰められた政治指導者たちが物憂げに、もっとドイツのようになりたいと話しているのも無理はない。 ドイツの成功の秘訣 最近のドイツの成功には、新しい原因と古い原因がある。わずか10年前、まだ東西統一のコストに苦しんでいた頃、ドイツは
日本銀行の審議委員を務めたクレデ ィ・スイス証券の水野温氏取締役副会長は、デフレ克服に向けた措置と して、必ずしも効果的でなく本当はやりたくないと思っている政策を日 銀が2月会合で打ち出してしまったため、その後の情報発信に一貫性が なくなり、市場参加者を混乱させているとの見方を明らかにした。16日 のブルームバーグ・ニュースのインタビューで語った。 日銀は2月14日、消費者物価指数の前年比上昇率1%が見通せるま で強力に金融緩和を推進していくと表明。これを受けて市場参加者の間 では、日銀がデフレ脱却により積極的になったとの期待が高まったが、 日銀はその後2会合連続で政策の現状維持を決めた。 2004年-09年に日銀審議委員を務めた水野氏は「日銀が市場の期待 に働き掛けることの重要性にようやく気付いて2月14日に動いたと信じ た市場参加者を日銀はがっかりさせてしまった」と指摘。今月27日の決
【ニューヨーク=小谷野太郎】米アップルは19日、日米欧など10か国・地域で16日に発売した新型の多機能情報端末「iPad(アイパッド)」の販売台数が、300万台を超えたと発表した。 最初の3日間で100万台以上が売れた前モデル「2」の勢いを大幅に上回り、アイパッドの人気の高さを改めて印象づけた。 新型機の画質は前モデルの4倍に高まり、高精細の動画が録画できるほか、次世代の高速通信網にも対応するなど、機能を大幅に高めた。23日にはオーストリアやイタリアなど24か国でも販売が始まる。アップルのフィル・シラー副社長は声明で、「我々も世界中の消費者の手元に届くのを待ちきれない」と述べた。 インターネットを通じた新型機の購入は現在、「2~3週間待ち」となっている。米調査会社は、今年のアイパッドの出荷台数予測を6560万台に引き上げるなど、画面に触れて操作するタブレット型端末市場で、「アップルの独占状
Appleはモバイルペイメント技術「iWallet」の主要特許を取得した。この特許自体にNFC関連技術は含まれていないが、次世代のiPhoneにNFCが搭載されればiWalletと組み合わせて利用可能になるものとみられる(Patently Appleの記事、 Internationa Business Timesの記事、 PCMag.comの記事、 本家/.)。 iWalletにはさまざまなカスタマイズオプションが用意されており、ペアレンタルコントロール機能では購入を許可する商品を時刻や場所、カテゴリー、店舗などの組み合わせで指定することが可能。カードプロファイルの画面では使用するクレジットカードの選択や、支払い通知オプション、アカウントにアクセス可能なユーザーの指定、支払い可能額などを指定できるという。また、iTunesには「Service」カテゴリーが追加され、ここからもiWallet
大手格付け会社の「ムーディーズ」は13日、スペインやイタリアなどユーロ圏6か国の国債の格付けを一斉に引き下げたと発表し、信用不安に一向に歯止めがかからないなか、国債の格下げの動きが相次いでいます。 発表によりますと、ムーディーズは、ユーロを採用する合わせて6か国の国債の格付けを一斉に引き下げ、このうち、スペインについて2段階引き下げたほか、イタリア、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、それにマルタについて、それぞれ1段階引き下げました。 格付けが最も高い国は対象になりませんでしたが、このうちフランスとオーストリアの2か国については、格付けの見通しが「安定的」から「ネガティブ」に変更され、今後、格下げがありうると位置づけられました。 また、同じように格付けが最も高いイギリスも、ユーロを採用していないものの、経済的な結び付きが強いことから、格付けの見通しが「ネガティブ」へと変更されました。 こ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く