「サブカル雑誌」とでも言うのだろうか、あるいはアダルト雑誌? 『BUBKA』の別冊12月号(コアマガジン)に、実に不快な、別の言葉を使えば、人間の尊厳を踏みにじる徹底して差別的な記事が載った。 表紙には「やはりアンタッチャブルなのか? 京都駅近郊に現存 被差別部落の今を完全レポート」という見出しである。いったいどういうことなのかとページを開くと、「在日部落」「被差別部落」とタイトルが付けられ、その地域に編集者と出向いた筆者(小川裕夫)が、「擦れ違うたびに住民からキツい視線が…。怖い。」などと、もう最悪の文章が並ぶのだ。 記事はカラー3ページ。まず金閣寺の写真ページがあり、そこには「そうだ、京都へ行こう…」というタイトルが。このページをめくると、2ページの見開きで写真ルポ記事(?)が出てくるという構成だ。つまり、こんなに美しい伝統のマチ、京都に、まるで正反対な場所があるんですよ…いやはや参っ