富山市の大手工作機械メーカー「不二越」の会長が、今月5日の記者会見で、「富山で生まれた人は極力採らない」などと発言していたことがわかり、富山労働局は出身地で採用を決めることは公正な採用選考が損なわれるおそれがあり不適切だとして、各企業に出身地で区別しないよう注意を呼びかけています。 この発言に関連して、富山労働局は本人に責任のない出身地が採用で考慮されることは就職差別につながり、憲法で保障された職業選択の自由が損なわれるおそれがあるとして、本間会長の発言は不適切だと指摘しています。 富山労働局職業安定課の朴木浩地方職業安定監察官は「企業側が出身地を把握することは差別につながりかねない。今後も各企業に広く注意喚起するとともに、就職活動で困ったことがあれば相談してほしい」と話していました。 NHKの取材に対し、不二越経営企画部は、およそ3400人いる従業員のうち8割近くが富山県出身者だと説明し
9年間続けた「ニュース7」を卒業し、4月から「クローズアップ現代+(プラス)」のキャスターを務める。月曜から木曜まで、午後10時からの25分間であらゆるテーマを問い直し、課題をあぶり出す。「ニュース番組が新聞なら、背景や見方を立体的に提示する新書のような番組」と表現する。 昨春まで進行役だった国谷裕子氏を「仰ぎ見るようなジャーナリスト」という。内容や構成についてギリギリまでスタッフと議論し、週末には資料を抱えて帰宅する姿に、視聴者の代弁者であり続けようとする姿勢を見た。 公共放送として政治との距離感を問われることも。「少数意見であっても、聞いてもらうべきだと判断すれば政治にぶつけていく」。ニュースの単なる読み手であることを超え、多様な議論を作り出すことが必要だと考えている。 1990年入局。東京勤務が長いが、40歳を前に志願して沖縄放送局へ。戦争の爪痕、本土との経済格差、基地問題。首都から
アパホテルが客室に備え付けている本の日中戦争に関する記述をめぐって、中国で反発が出ている問題で、来月、札幌市などで開かれる冬のアジア大会の組織委員会は、ホテルが選手団の宿泊先になっていることから、中国人の選手などに配慮して、本の撤去などの対応を打診しました。 これについて、来月、札幌市と帯広市で開かれる冬のアジア大会の組織委員会は、札幌市内のアパホテルの1つが選手団の宿泊先になっていることから、中国人の選手などに配慮して、本の撤去などの対応を打診しました。 組織委員会の広報担当者は「ホテルを運営する会社には、宗教や民族などの問題を避けてスポーツ理念に基づいた対応をお願いしたいと伝えた」としています。 一方、ホテルを運営する会社は、ホームページで「指摘のあった書籍は、本当の日本の歴史を広く知っていただくことを目的として制作したもので、一方的な圧力によって主張を撤回するようなことは許されてはな
「パナマ文書」をNHKが独自に分析した結果、名前が記載されている日本人が、「ICIJ=国際調査報道ジャーナリスト連合」がこれまで公表してきた人数の3倍にあたる700人余りにのぼることがわかりました。 ICIJはコンピューターによる自動的な抽出で、パナマ文書に名前が記載されている日本人をおよそ230人と公表していましたが、NHKがことし6月から5か月かけてデータを手作業で調べ直した結果、その3倍を超える716人の名前を確認しました。 このうち職業や肩書などが特定できた人では、企業の経営者や役員、投資家、医師、弁護士などが目立ち、中にはペーパーカンパニーの口座に税務申告していない巨額の資産を保有していた人もいました。 また、海外で日本の大使を務めた元外交官や、私立大学の理事長、著名な音楽プロデューサーや漫画家の名前があったほか、元暴力団員や脱税や詐欺の罪で過去に摘発された人物も複数いました。一
福島第一原発事故によって、今なお7万人もの住民が避難して生まれた広大な無人地帯。5年の歳月で、世界に類を見ない生態系の激変が起きている。植物が街や農地を覆いつくすほどに成長。イノシシの群れが白昼堂々と街を歩き、ネズミやアライグマが無人の家に侵入して荒らすなど「野生の王国」化が進む。降り注いだ放射性物質は、特に“森”に多く残留していることが判明。食物連鎖を通じて放射性物質が動植物に取り込まれている実態も明らかになっている。 “被曝の森”で何が起きているのか。世界中の科学者が地道な調査を続けている。NHKも独自に開発した動物装着カメラや高精度4K映像などで共同調査を実施。動物行動学、放射線医学、チェルノブイリで研究してきた海外の研究者など数十チームによって放射性物質による汚染実態や被曝影響の調査も進む。 原発事故が生んだ“被曝の森”いまどうなっているのか?科学者たちの調査から分かってきた事実に
1945年8月15日、本土の人々が太平洋戦争の終わりを告げる玉音放送を聞き、悲嘆に暮れる中、沖縄では、人口のおよそ9割が「収容所」に入れられるなど、全く別の「戦後」がはじまろうとしていた。 今回NHKは、アメリカ軍の占領直後―――「1945年6月から1946年にかけて」の映像や、米軍の機密資料、未公開の沖縄の指導者たちの日記等を入手した。資料を詳細にみていくと、この時期、アメリカの占領政策は揺れており、まさに沖縄が「これからどうなるか」が決められていく期間でもあったことが分かってきた。沖縄はこの時期、アメリカでもなく日本でもない、“空白の状態”に置かれながら、次第に「基地の島」へと変貌させられていったのだ。戦後、本土が平和と繁栄を謳歌する一方、その代償として重い負担を背負った沖縄。「空白の1年」を通して、沖縄の戦後の歩みと今を考える。
NHKの新しい朝ドラ「べっぴんさん」が始まった。物語の舞台は、深窓の令嬢だった主婦4人が戦後まもなく神戸市で創業したベビー・子供服メーカー。ドラマのヒロイン「坂東すみれ」は、創業者の1人、 坂野惇子 ( ばんのあつこ ) さんだ。「わがままな奥様連中のお仕事だから1年ももたない」と言われた会社がなぜ、年商119億円もの名門企業に育ったのか。ノンフィクション作家の中野さんが、惇子さんの孫で現在の同社代表取締役社長にもインタビューし、「誠実な商品作り」にこだわり抜いた惇子さんのしなやかな人生の軌跡を紹介する。 「惇子おばあちゃん」の思い出 株式会社ファミリアは神戸市に本社を置くベビー・子供服メーカーの名門だ。終戦まだ間もない1948(昭和23)年に4人の主婦が始めた「赤ちゃんにも、お母さんにも、誠実な製品作り」をポリシーにしたビジネスは堅調に成長した。いまや社員825名(男性88名、女性737
障害者の姿を意図して感動的に描くメディアの手法に疑問を投げかける番組を、NHKが生放送した。8月27~28日に放送されたチャリティー番組「24時間テレビ39『愛は地球を救う』」(日本テレビ系)の終盤と重なる時間帯。両方の番組に出演した障害者は「多くの人が障害者のことを考える日。メディアによる障害者の取り上げ方が変わることにつながれば」と話す。 NHKの番組はEテレの情報バラエティー「バリバラ」。「バリアフリー・バラエティー」の略で、障害者らが出演し、様々なテーマについて笑いを交えつつ本音を語る。2012年に始まり、毎週日曜夜に放送している。 28日は午後7時から「検証!〈障害者×感動〉の方程式」と題して30分間生放送。出演者らは「笑いは地球を救う」と書かれた黄色いTシャツ姿で登場し、司会者が「あの番組の裏でやってますから」と話すなど、24時間テレビを意識した演出を重ねた。 ちょうど24時間
アメリカの地質調査所によりますと、日本時間の24日午後7時半ごろ、ミャンマー中部で地震がありました。地震の規模を示すマグニチュードは6.8で、震源の深さはおよそ84キロとみられています。 また、地震が発生した時にミャンマー中部の首都ネピドーで取材していたNHKのミャンマー人のカメラマンは、「これまでに経験したことのない揺れで、ホテル全体が揺れているように感じた。ミネラルウオーターのボトルが倒れたが、床に何かが落ちるほどではなかった。ショッピングセンターでは警備員が被害がないか確認して回っていたが、窓ガラスなどは割れておらず、棚からボトルが落ちていることもなかった」と話しています。 ミャンマー政府が被害がないか確認を進めています。
NHKは29日、来春から放送される朝の連続テレビ小説第96作が「ひよっこ」に決まったと発表した。ヒロインは俳優の有村架純さん(23)が務める。物語は東京五輪開催の1964年に始まり、高度経済成長期に茨城から集団就職で上京したヒロインの青春時代を描く。 有村さんは発表会見で、「朝ドラのヒロインは皆さんに元気を与えられる存在。演じる役で、参加するこの作品で、新しい風を吹かせていけたらいいなと思っています」と話した。第88作の「あまちゃん」ではヒロインの母親の少女時代を演じている。 今作の脚本は「ちゅらさん」「おひさま」に続いて朝ドラ3作目となる岡田恵和さんによるオリジナル作品。岡田さんは「歴史に名を残すわけではない普通の人たちが、どれだけ一生懸命に、すてきに生きてきたかを描いていけたら。ヒロインや登場人物が視聴者に愛され、『今日もまたあの顔が見たいな』と思っていただけるドラマを目指したい」と語
医師免許がないのにがん患者などに対し、注射などの医療行為をしたとして東京・調布市にある医療法人理事長の歯科医師ら3人が医師法違反の疑いで警視庁に逮捕されました。 警視庁の調べによりますと、玉置理事長らは平成25年から翌年にかけて、江東区にあった診療所「東京有明メディカルクリニック」で、がんの患者など6人に対して、医師免許がないのに注射などの医療行為を行ったとして医師法違反の疑いが持たれています。 警視庁によりますと、一緒に逮捕された玉置代表は山口組系の暴力団の構成員として認定しているということです。 これまでの調べで、玉置理事長らは、がんの「遺伝子治療」を行うとして、玉置代表らとともに患者を集め、指示を受けた看護師が注射や点滴で薬剤を投与していたとみられるということです。 警視庁によりますと、診療所の管理者の届け出は、別の医師の名義になっていたということで、警視庁はうその届け出をしていた可
NHK連続テレビ小説「あさが来た」で女優の道へ-。ヒロイン・あさ(波瑠)の嫁ぎ先「加野屋」の女中、ふゆ役で芝居の世界に飛び込んだ清原果耶さん(13)。長い黒髪が印象的な彼女は、昨年オーディションでグランプリに輝き、芸能界入りしたばかりの新鋭だ。小学生の頃から憧れていた夢への一歩を踏み出した清原さんに、これまでの歩みや女優業への思いを語ってもらった。(芦田彩) --以前から女優に憧れていたのですか 小学5年くらいのときにテレビドラマを見ていたら、お芝居をしている人がかっこよく、楽しそうで、自分もやってみたいと思いました。それで、歌やジャズダンス、タップダンス、バレエ、ミュージカルを習い始めました。 --芸能界入りのきっかけは 母親が「アミューズオーディションフェス2014」を見つけてきてくれて、グランプリを受賞しました。その後、CMに出演したほか、現在は雑誌「ニコラ」の専属モデルも務めていま
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く