南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)の風景(2009年6月23日撮影、資料写真)。(c)AFP/GIANLUIGI GUERCIA 【1月11日 AFP】南アフリカ・ケープタウン(Cape Town)に巣くう麻薬組織の親玉、通称「ファット・マーフィ(Fat Murphy)」の一味を摘発した警官たちは、捕物帳の予想外の展開にぎょっとした。取り押さえの最中、何かがマーフィ容疑者の体から落ちたが、それはベルト固定式の人工ペニス、俗に言うペニスバンドだったのだ。 地元紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)によると、犯罪多発地域として悪名高い、ケープタウン郊外のケープフラット(Cape Flats)地域で組織を牛耳るマーフィ容疑者は、保釈聴聞で自分は両性具有者であり、男性名「ファドワーン」と女性名「ヒラリー」の、男女2つの身分証名書を持っていると供述した。マーフィー容疑者は当初、