降り続ける霧雨が心地よく感じられる春、町田駅周辺の喧騒を抜け、閑静な住宅街を歩いていた。民家に挟まれた細道の奥、上品なたたずまいの一戸建てを訪ねると、「いらっしゃい」と、飛び切りの笑顔でペン・セタリンさんが出迎えてくれた。家の中にはセタリンさんの故郷であるカンボジアならではの工芸品や小物が並び、自分が今日本にいることを思わず忘れてしまいそうになる。この国に何度も通わせてもらっている私にとって、じんわりと懐かしささえこみ上げてくる。
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