難民たちが不法占拠して生活するアテネ市内の廃校=16日(共同) 難民たちが不法占拠して生活する廃校の校庭で遊ぶ子どもたち=16日、アテネ(共同) 校庭に、洗濯物がはためいていた。廃校となったギリシャの首都アテネ市内の公立高校。ここでシリアなどから逃れてきた難民たちが暮らしている。政府が管理する収容施設ではなく、ボランティアが不法占拠した避難所で、難民たちの駆け込み寺となっている。 欧州には2015年以降、地中海を渡って中東やアフリカから難民や移民が押し寄せた。玄関口のギリシャには現在、6万人以上が滞在する。政府は国内各地に収容施設を設置したが、環境の悪さや強制送還への懸念などを理由に、入居を拒む人も少なくない。 「行き場のない人々を助けるには、ほかに手段がない」。ボランティア代表のカストロプレト・ダクドゥクさん(47)が訴えた。ダクドゥクさん自身も、28年前にシリアから渡ってきた移民だ。
欧州連合(EU)離脱か残留かをめぐる英連合王国の国民投票(レフェレンダム)が6月23日に行われ、51.9%の賛成で離脱が決まった(残留は48.1%)。その差わずか3.8%。「ヨーロッパの政治的地震(politisches Erdbeben in Europa)」。この結果に対する保守系紙Die Welt(電子版)の第一報の冒頭の文章である。これはEU解体への「余震」にすぎないのか。「6.23」は、「11.9」(ベルリンの壁崩壊)や「9.11」に続く「日付語りの事件」になりそうである。 24日付各紙にはまだ「余裕」があった。国民投票の結果はEU残留になるということをほぼ前提に書かれていた。ところが、その日のデジタル版は、各紙の紙媒体との間でズレが起きた。それが一致したのは冒頭の写真にあるように、25日朝の新聞各紙だった。雨のなか、7時に近所の新聞販売店まで8紙を買いにいき、片端から読んでいっ
国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めた英国で、離脱派が語っていた「バラ色の未来」が急速に色あせている。旗振り役の主な政治家が、投票に向けた運動で語ったことの誤りを認めたからだ。「公約」を反故(ほご)にするような動きに、残留派からは不満が噴出している。 離脱派は運動中、EUを離脱した場合、英国がEUに拠出している負担金が浮くため、財政難にあえぐ国営の国民保健サービス(NHS)に「週当たり3億5千万ポンド(約480億円)を出資できる」としていた。離脱運動の公式団体の宣伝バスに大きく印刷され、スローガンとなった。 指導者の一人、英国独立党(UKIP)のファラージ党首は24日に英メディアで、負担金の予算が浮くと主張したが、その使途は確約できないと語った。このスローガンは「離脱派の過ちだった」とも発言した。 保守党のダンカンスミス元党首も26日、出演した英BBCの番組で「自分は言ったことはない
<英EU離脱の結果に、75%は残留票を投じたという若年層は怒りをあらわにしている。しかし、若年層が投票の鍵を握ると言われていたが、今回も若者の投票率は低かった...> 若年層は怒りを露わにしていてる ワーキングクラスの怒りがまさかの英国EU離脱を生んだ。栗原康さんの著書「村に火をつけ、白痴になれ」が日本で大評判だそうだが、英国の労働者たちはEU村に火をつけてしまったのである。 が、75%は残留層を投じたという若年層は怒りを露わにしていて、6月24日もBBC2の「ニュース・ナイト」という番組を見ていると、若いライターでEU残留派のパリス・リーズが、初老の歴史学者で離脱派のデヴィッド・スターキーに向かって憎悪をむきだしにしていた。 「はっきり言ってお年寄りの世代は、私たちのように長く生きない。若い世代はもう飽き飽きしているんですよ。私たちの世代は授業料を払わなければいけません。あなたたちは払う
そして、EUのために新自由主義経済が推し進められてしまうというイギリスの左派の離脱同情派に倒錯的なのは、EU憲法案含め、EUの政策が新自由主義的にぶれ積極的な社会的施策を打ち出せずにいる最大の要因はイギリスのブロックにによるものだったということだ。
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