三菱電機、社長ら12人処分 品質不正、鎌倉製作所でも―見抜けぬ責任重く 2021年12月23日21時54分 一連の品質不正問題について記者会見する三菱電機の漆間啓社長=23日午後、東京都千代田区 三菱電機は23日、長崎製作所(長崎県時津町)で製造した鉄道車両用空調装置など一連の品質不正問題を受け、漆間啓社長ら12人に対する処分を発表した。現役員は報酬を減額、退任役員には報酬の自主返納を求める。過去3度にわたる品質点検で組織的な不正を見抜けなかった歴代経営陣の責任は重いと判断した。 品質不正、底見えず 決別へ試される「本気度」―三菱電機 同日公表した調査報告書では、鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)でも自動料金収受システム(ETC)について不正が新たに見つかった。実際にはしていない全機器への防水試験を実施したかのように虚偽の試験成績書を顧客に提出していた。これを含め、計5拠点で18件の不正が新たに