浜田 敬子 [ジャーナリスト/前Business Insider Japan統括編集長] and 西山 里緒 [編集部] Jun. 08, 2020, 02:30 PM 国内 82,155 Twitter上で名誉を毀損されたとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんは6月8日、漫画家のはすみとしこ氏ら3人を相手取り、770万円の損害賠償と投稿の削除、謝罪を求め、東京地方裁判所に提訴した。 伊藤さんは2019年12月、元TBSワシントン支局長・山口敬之氏から性的暴行を受けたとして、山口氏を相手取り、東京地裁で起こした損害賠償請求訴訟で勝訴。その際の記者会見で、SNS上などで受けた誹謗中傷(セカンドレイプ※)に対しては法的措置を取ることを明らかにしていた。 ※セカンドレイプ:性暴力被害者に対して「被害者にも責任はある」と糾弾することや、誹謗中傷やデマで被害者を貶めること。 折しも、5月23日に死去し
コロナ禍の影響もあってか一部でしか報じられていないが、3月中旬、東京・豊島区議会で立憲民主議員が提案した「あらゆる性暴力の根絶を目指す決議」が、自民・公明・都民ファなどの反対で否決された。 区議会議員への取材から透けて見えるのは、「議会のしきたり」を重んじる風潮。否決にショックを受ける性被害当事者たちからの声も聞いた。 「セカンドレイプを許さない社会という合意すら取れないの信じられない」 4月26日、豊島区民で性暴力被害当事者の卜沢彩子さんによる下記のツイートが、1万回以上リツイートされ反響を呼んだ。 ツイートに添付された決議案には、立憲民主・共産のほか無所属議員の名前が並ぶ。 決議案が提出されたきっかけは、昨年末にさかのぼる。 ネット上「ブランディング」に長けた議員の暴走 2019年12月、ジャーナリストの伊藤詩織さんが性暴力被害を訴えた民事訴訟で勝訴した。この直後に、くつざわ亮治豊島区
2018年06月30日08:38 【BBCが放送した伊藤詩織氏のドキュメンタリー「日本の秘められた恥」について(その2)】 【BBCが放送した伊藤詩織氏のドキュメンタリー「日本の秘められた恥」について(その2)】 この記事の中に「番組の取材に対し杉田議員は、伊藤氏には『女として落ち度があった』と語った。」と書かれており、ネット上では「セカンドレイパー」だとの批判が噴出していますが、これも[切り取り]です。 もし女性が、薬を飲まされて無理やり連れ込まれて強姦されたのであれば、私は「女として落ち度があった」とは全く思わないし、そんな犯罪者は本当に許せないと思います。 が、この点については伊藤詩織氏と山口敬之氏の主張が食い違っています。 まず、伊藤詩織氏は「デートドラッグ」なる薬を飲まされたと言っていますが、証拠は「私は普段からお酒に強く、酔って記憶を失ったことがない。だから、薬を飲まされたに違
『日本会議の研究』著者の菅野完(すがの・たもつ)氏が初対面の女性に性的暴行を働いた事件について、東京高裁(阿部潤裁判長)は2月8日、同氏に慰謝料100万円を含む損害賠償110万円の支払いを命じた一審の東京地裁判決を支持し、同氏側の控訴を棄却した。被害者側の青龍美和子(せいりゅう・みわこ)弁護士は、「被害者の主張をほぼ全面的に認め、苦しみが続いていることも考慮した一審判決を支持する判決が出たことは意義深い」とコメント。菅野氏が判決後に上告はしないと表明したことで、2年以上にわたる性暴力裁判は幕を閉じた。 事件は、2012年初夏に起きた。自身が主催する運動に賛同していた被害者に初めて会った菅野氏は、「公安に追われている」などと説明し、被害者宅に移動。被害者をベッドに押し倒しキスをしようとしたほか、「抱っこ」を要求して応じさせ、その後も、性的欲望を伝え続けた。被害者は15年末に民事訴訟を提起し、
菅野完をRTしながら、#metoo と言う人に、言いたいこと。 | 長島可純 Official Blog
1. はじめに 2. 本件訴訟に至った経緯 (1) 受任までの経緯等 (2)受任後の経緯等 3.X氏による私的制裁行為 (1) 反省文差止めの経緯 (2) X氏による本件記事の拡散工作 4. 和解決裂、判決へ 5. 所感および今後について 1. はじめに 著述家の菅野完氏が被告となった損害賠償請求訴訟(以下「本件訴訟」という。)の判決(以下「本件判決」という。)が、本日8月8日、東京地裁で言い渡された。 本件訴訟を一言で言うと、平成24年7月9日、菅野氏がX氏の自宅で、性的意図を持ってX氏に抱きつく等の行為をし、この行為が不法行為にあたるとしてX氏が220万円の損害賠償を求めたものだ。 本件判決は、請求額のちょうど半額にあたる110万円の損害賠償を認めた。 この訴訟において菅野氏の代理人は私が務めた。本件の事実関係や交渉・訴訟の経過について、一般向けに報告するよう本人から依頼を受けたので、
ノンフィクション作家の菅野完(たもつ)氏に無理やり体を触られるなどして精神的苦痛を受けたとして、女性が220万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が8日に東京地裁であり、天川博義裁判官は菅野氏に不法行為があったと認め、慰謝料など110万円の支払いを命じた。 判決によると、女性は2012年5月ごろ、生活保護受給者へのバッシングに対する意見広告を新聞に出す運動をしていた菅野氏を知った。同7月に菅野氏と初めて面会し、意見広告の作業で自宅に招いたところ性行為を求められ、同意がないのにベッドに押し倒され、ほおにキスされた。その結果、不眠やうつと診断された。 天川裁判官は「事実経過はおおむね争いがなく、主張に違いがある部分については被告が反証をしていない」として原告の主張を認めた。「社会的制裁を受けた」という菅野氏の主張を「証拠がない」と退けた。
7月4日、私はその日東京地裁である裁判を傍聴していた。5年前に起こった、ある性暴力事件の民事訴訟が結審したのだ。被告は、菅野完氏。著書『日本会議の研究』で話題になった人物で、先頃は森友学園問題の籠池夫妻の取材を取り仕切る姿が、メディアに多く露出されていたので記憶にある人も多いかもしれない。 事件が起こったのは今から5年前、2012年夏のことだ。被害者のAさんは、当時生活保護バッシングに対する意見広告を新聞に出す運動をしていた菅野氏にツイッター上で賛意を示し、数回のやりとりの後、直接一度会って挨拶したいという氏の希望により都内で彼と会った。氏は会うなりAさんに公安に追われている旨を記したメモを渡し、「今日一日ずっと尾行されている」「殺されるかもしれない」と怯えた様子を見せつつ、早急にPC作業をする必要があるのでAさんの自宅のパソコンを借りたいと申し出た。Aさんは戸惑ったが、その切羽詰まった様
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