路上に仰向けに倒れる男性。スタッフとみられる人物が心臓マッサージをしているようだが、表情は真っ青だ。白いシャツの胸の部分からは、血のような赤い染みが見える――。 安倍晋三元首相(67)が銃撃された。7月8日午前11時半ごろ、奈良県奈良市の近鉄「大和西大寺」駅北口前で参議院選挙の自民党候補者への応援演説中、背後から散弾銃で撃たれた。 「『バン! バン!』という銃声のような音が、2回聞こえたそうです。1発目で大きな煙が上がり、2発目が安倍元総理の背中から胸部あたりに命中したとか。安倍元総理は、その場に倒れ込みます。スタッフがすぐに119番通報。現場は騒然となりました。 安倍元総理がドクターヘリで奈良県立医科大学病院に搬送されたのは、銃撃から数十分後です。銃撃直後は意識があり問いかけにも答えていましたが、その後意識不明に。心肺停止状態だといわれます(7月8日午後2時現在)」(全国紙社会部記者)