岡山市が浸水地域や危険度をまとめたハザードマップで、実際には浸水するおそれがあった避難所が、誤って安全な場所だと区分され、住民に伝えられていたことが今回の豪雨災害のあと発覚しました。市は同様のミスがないか、市内全域を対象にハザードマップの緊急点検を始めました。 学校の体育館は、避難所に指定され、市のハザードマップでも床上までは浸水しない場所だと区分されていました。 ところが、小学校の近くの川の堤防が決壊すると水位が上昇し、浸水しないはずの体育館も水につかりました。 想定外の出来事かと思われましたが、市が検証したところ、この体育館は、本来は水が押し寄せ、2階以上に避難する必要がある施設だったにもかかわらず、ハザードマップでは床上までは浸水しない安全な場所だと誤って区分されていたことがわかりました。 このため、岡山市は同様のミスがないか、市内全域を対象にハザードマップの緊急点検を始めました。