人気グループのイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)で活躍し、代表曲「ライディーン」を作曲したミュージシャンの高橋幸宏(たかはし・ゆきひろ)さんが11日、誤えん性肺炎で死去した。70歳だった。葬儀は家族葬で行った。2020年に脳腫瘍で手術を受けたと公表。療養生活を続けていた。 高橋幸宏さん(2016年撮影) 高橋さんはテクノのイメージが強いが、米国のバート・バカラックらのポップソングも歌っており、ロマンチックで感傷的と言えそうな作品も目立つ。「今日はちょっと せつないんだ」と歌うCMソングの「元気なら うれしいね」。「今だけでも夢をみたい」と歌う初ソロアルバム収録の「サンセット」。うぶな感じの言葉も、しゃれたサウンドと上品なボーカルで自然に聴かせる。 ステージではダンディー、ラジオの深夜放送やテレビではユーモラスな話を聴かせてくれた。取材では自身の青い部分について照れたような表情で語っ