人が1日に消費するエネルギーの総量を年代ごとに分析したところ、「中年太り」が気になる40~50代にかけてもエネルギー消費量は衰えず、ほぼ一定となっていたとの意外な結果を筑波大や京都先端科学大が参加する国際チームが明らかにした。13日付の米科学誌サイエンスに発表した。 チームは「中年期にウエスト周りが大きくなってしまう理由は、エネルギー消費量だけでは説明がつかない」としている。 日本を含む29カ国の生後8日から95歳の6600人超を対象に、生命維持に最低限必要なエネルギーのほか、日常生活で消費する分を加えた1日の消費エネルギーの総量を調査した。