ウクライナの首都キーウで、ウクライナ兵に送る即席ボルシチセットを作るボランティア(2023年5月2日撮影)。(c)Genya SAVILOV / AFP 【6月4日 AFP】ウクライナの首都キーウで、迷彩柄のエプロンを着けたボランティアが、ロシアと戦う兵士のために即席「ボルシチ」セットを用意している。伝統的なスープボルシチは、ウクライナ兵にとって象徴的な意味を持つ。 ウクライナでは全国各地で、部隊への食料供給を政府、個人、ボランティアが担っている。 「前線で重要なのは弾薬と食料」だと、ボランティア団体「キャピタル・キッチン・ユニット(Capital Kitchen Unit)」のコーディネーターを務めるスビトラーナ・コジナさんは話す。部隊に送るため、ボルシチの材料を乾燥させた即席セットを月に4000~5000個作っている。 「これなら、かばんや上着のポケットにも入れられるし、防弾チョッキの